新潟大学大学院医歯学総合研究科 呼吸器・感染症内科学分野 - 生体機能調節医学専攻 内部環境医学講座/地域疾病制御医学専攻 国際感染医学講座

診療科目一般内科、呼吸器疾患、感染症、腫瘍、アレルギー、心身症
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先輩からのメッセージ

鈴木 遼先生
(出身大学:富山大学2016年卒、初期研修:新潟大学医歯学総合病院、現在:当科大学院生)

当科入局の理由

 内科専攻医3年目、大学院生2年目であり、他の内科専攻医同期とは異なる形で呼吸器内科医として働いています。
 まず呼吸器内科に関して、私は肺癌を専門にするために当科を選択しました。研修医時代に、大学病院、がんセンター新潟病院と新潟における肺癌治療の基幹病院で指導をいただいたことが契機となりました。また肺癌だけではなく、アレルギー疾患、びまん性肺疾患、感染症、睡眠時無呼吸症候群など毛色の違う様々な疾患に触れることができています。一点を追求したい方、幅広く診療したい方、どちらにも適した科だと考えます。

当科研修中の感想

 次に大学院に関して、私は肺癌の免疫療法に関する研究を行っています。また、市中病院の外来および当直勤務があり、呼吸器内科医としての診療も継続しています。細胞、マウスを使った実験の日々ですが、医学部を再受験した時分には考えもしませんでした。ただ実際に身を置いてみて、臨床と異なる形で疾患と接することの大切さを感じています。例えば、実験をするには知識が必要です。その知識を基に仮説を立てて検証します。知識自体が診療の理解を深めることはままありますし、実験過程は内科医としての思考過程に似ている面があると思います。また、実験を始めると上手くいかないことが往々にしてあります。乱暴に言えば、臨床はある程度上手くいくものですが、実験は必ずしもそうではありません。積み重ねることの難しさを自ら知ることで、昨今叫ばれるEBMの大切さをしみじみと感じています。上記は私個人の経験に過ぎませんが、臨床医にとって、研究は臨床キャリアを妨げるものではなく、むしろ充実させるものだと思います。当科は多くの医師が研究を経験した上で、臨床医として働いています。新専門医制度においても――私はややイレギュラーですが、内科専攻医取得に配慮した研究環境をご提示いたします。研究内容、勤務体系などの詳細は省きましたので、興味のある先生は医局にご相談いただければ幸いです。

当科のPR

 当科は研究を含めた様々なニーズにお答えできると思います。多くの先生方と一緒に働けることを楽しみにしております。

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