第3回ポドサイト研究会

第3回ポドサイト研究会

第3回ポドサイト研究会は、おかげさまで盛会のうちに終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 
第2回ポドサイト研究会には、ご多忙の中、多数の先生方に御参加いただきましたこと、心より御礼申し上げます。
本研究会は、ポドサイト関連分野の研究の活性化、情報交換の場になればとの趣旨で開催させていただいてまいりました。一昨年度より、日本腎臓学会認定の研究会となり、名称をこれまでの「弥彦ポドサイトセミナー」から「ポドサイト研究会」に変更致しました。これまで本セミナー、研究会でご発表いただいた研究の多くが、JASNなどの腎臓病、関連領域のトップジャーナルに掲載されております。
これまで本研究会は新潟で開催させていただいておりましたが、より多くの研究者にご参加いただき有意義な研究会へと発展させていくために、今後は持ち回りで当番幹事の先生に開催していただくことになりました。
第3回のポドサイト研究会は、杏林大学小児科の楊國昌先生が中心となってご企画いただき、平成31年3月16日(土)(13:00 ~)、東京医科歯科大学講堂で開催させていただきます。
ポドサイト関連分野の研究にご興味をお持ちの先生に是非御出席いただければと思い、ご案内させていただきました。これまで以上に、活発な実り多い研究会になりますよう、多くの先生にご出席いただければと願っております。


新潟大学 腎研究センター 河内 裕


第3回は東京の御茶ノ水で開催いたします。
今回の招待講演は2名の著名な先生方をお招きしております。Jon Klein先生(Professor of Medicine, University of Louisville)には“Proteomic Discovery in Glomerular Disease: Nephrology Moves Towards Precision Medicine”、柳沢裕美先生(筑波大学TARAセンター教授)には“Role of Short Fibulin ECM in Vascular and Renal Disease” について英語でご講演いただきます。
若手からベテランまでたくさんの先生方にご参加いただき、活発なディスカッションが できる有意義な会になればと願っております。
開催概要、参加登録および一般演題登録につきましては、下記および次ページをご参照 ください。多くの先生方のご参加と演題登録をお待ちしております。例年通り、優秀演題には賞状と些少ながら賞金を授与させていただきます。
また、研究会終了後には近くの有名フレンチレストランでの懇親会・情報交換会を予定 しておりますので、是非そちらもご参加頂きますと幸いです。

どうぞ皆様、お誘いあわせの上ご参加いただけますようお願い申し上げます。


杏林大学医学部小児科学教室 楊 國昌

 

<開催概要>

当番幹事:楊 國昌(杏林大学医学部小児科学教室)
日 時:平成31年3月16日土曜日13時~18時
場 所:東京医科歯科大学3号館3階 医学科講義室2


第 1 部:一般演題
口演1
座長:京都大学大学院医学研究科腎臓内科学 横井 秀基

1-1. PDZ 蛋白質 NHERF2 は Ephrin-B1 と相互作用し、スリット膜機能維持に重要な役割を果たす
新潟大学腎研究センター腎分子病態学分野  福住 好恭

1-2. ポドサイト障害におけるボウマン嚢壁側上皮細胞の遊走メカニズム
筑波大学大学院腎・血管病理学  井藤 奈央子

1-3. CD44 は老化に伴うボーマン嚢上皮細胞(PECs)の変化に重要である
群馬大学大学院医学系研究科腎臓・リウマチ内科学  浜谷 博子

1-4. ループス腎炎のポドサイトにおける SLAMF6 分子を標的とした機能解析と治療応用の可能性
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科先進予防医学共同専攻先進予防医学講座
リウマチ膠原病内科学分野(第一内科)  井川 敬

口演 2
座長:東海大学生体構造機能学/東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 松阪 泰二

2-1. FIB/SEM トモグラフィーで明らかにした足突起消失の全過程~PAN 腎症におけるポドサイトの 3D 超微形態解析~
順天堂大学 医学部 解剖学・生体構造科学講座  市村 浩一郎

2-2. 透明化手法によるポドサイト及び糸球体の3次元解析
千葉大学大学院医学研究院腎臓内科学/京都大学大学院医学研究科腎臓内科学  山田 博之

2-3. 温度感受性不死化ポドサイトにおける入り組む樹状突起構造の再現
東京大学生産技術研究所藤井研究室/東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科 土肥 浩太郎

2-4. 巣状分節性糸球体硬化症における尿中ポドサイトサイズの検討
東京女子医科大学腎臓小児科  白井 陽子


口演 3
座長:千葉大学大学院医学研究院腎臓内科学 淺沼 克彦

3-1. Crb2 遺伝子が糸球体特異的に働かないマウスは蛋白尿を引き起こす
三重大学医学部附属病院腎臓内科 片山 鑑

3-2. Crumbs2 を介したシグナリングによる新規ネフローゼ症候群モデルマウスの樹立と解析
杏林大学医学部小児科 羽田 伊知郎

3-3. 傷害ポドサイトにおける P2X7 の役割
東海大学生体構造機能学/東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科 山本 和佳

3-4. アルドステロン投与 GC-A ノックアウトマウスの糸球体病変における MMP-10 の役割
京都大学大学院医学研究科腎臓内科学 横井 秀基

第 2 部:特別講演

特別講演 1
座長:筑波大学大学院腎・血管病理学 長田 道夫

「Short Fibulins in Development and Disease」
Life Science Center for Survival Dynamics, Tsukuba Advanced
Research Alliance (TARA), The University of Tsukuba
Hiromi Yanagisawa, M.D., Ph.D.

特別講演 2
座長:杏林大学医学部小児科学教室 楊 國昌

「Proteomic Discovery in Glomerular disease:
Nephrology Moves Towards Precision Medicine」
University of Louisville Clinical and Translational Sciences Institute
Jon B. Klein, MD., Ph.D.

 

プログラム・抄録集[PDF]