教授挨拶・教室の沿革

教授挨拶


当教室は、大正5年に高橋明教授を主任とする皮膚科泌尿器科学教室として創設された、歴史と伝統のある教室です。創設以来優れた皮膚科医を輩出し、新潟の地域医療に大きく貢献しています。さらに、これからも皮膚科学の発展に寄与するような高いレベルの臨床、研究を展開すべき役割を担っています。

大学の役割には、臨床・研究・教育という3つの大きな柱があります。臨床においては一般的な疾患を正しく診断・治療することはもとより、最高レベルの医療を患者さんに提供できる診療体制を目指しています。教育については、患者さんの痛みがわかる医師の育成に努め、また、指導者として活躍できる人材を育てることが重要な使命と考えています。研究面では、臨床に直結する研究を行っていきます。患者さんの利益に結びつく研究テーマは、若手の研究者のモチベーションを高めることにもなると考えます。

この三本柱に基づき、新潟の地から世界に誇れる教室を目指して教室員一同頑張っています。

                                                                                                           皮膚科教授 阿部 理一郎

教室の沿革



年次 皮膚科年表
 明治45年 5月(1912年) 皮膚科診察、新潟医学専門学校第二外科・杉村 七太郎教授の兼任で発足。
皮膚科講義も杉村教授が兼ねて行なった。
 大正 5年 2月 8日(1916年) 高橋 明教授主宰のもとに皮膚科泌尿器科学教室が独立した。
 昭和 3年 4月25日(1928年) 第2代橋本 喬教授が就任。
 昭和24年 5月(1949年) 新潟大学が設置され、橋本教授が初代新潟大学学長に就任したのを機に皮膚科と泌尿器科が分離する。
 昭和24年10月(1949年) 第3代田中 宏教授が就任。
 昭和41年2月(1966年) 田中教授が逝去。
 昭和41年8月(1966年) 第4代佐藤良夫教授が就任。
 昭和54年10月(1979年) 富山医科薬科大学皮膚科に諸橋正昭教授が就任。
 平成3年3月(1991年) 佐藤教授が定年退官。
 平成3年7月(1991年) 第5代伊藤雅章教授が就任。
 平成20年4月(2008年) 第107回日本皮膚科学会総会(主催)
 平成27年3月(2015年) 伊藤教授が定年退官。
 平成27年9月(2015年) 第6代阿部理一郎教授が就任。
 平成29年1月(2017年) 山口大学皮膚科に下村 裕教授が就任。