当事業は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の採択を受け、画期的な「医学教育フレームワーク」を構築する試みです。
事業名をJapan-Russian G-MedEx Project(Globalization and Medical Exchange Project for Career Development of Young Students in Japan and Russia)と銘打ち、国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力、さらには海外とのネットワークを強化します。高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の受入れを行う国際教育連携に取り組みます。
クラスノヤルスク医科大学、極東医科大学・パシフィック医科大学のロシア極東3校を中心パートナーに据え、日露の架け橋となって両国の医療を発展させ、さらには世界の医学の進歩に資する「グローバル医療人」を育成する教育フレームワークを構築します。
学部学生を対象にした「医学生交流」と、「大学院生交流」から成り、全て「英語」を使用言語とします。医学生交流は、短期間ではありますが国際医学への動機を与え、相手国との親睦を通じて将来の深化した交流につなげる重要なステージです。大学院生交流は、日露の医学・医療展開に資するグローバル人材を育成する実質的ステージです。両国のニーズを踏まえて各大学の特色を活かしたプログラムを設定します。