妻有地域メディカル&ケアネットワーク設立

一般社団法人妻有地域メディカル&ケアネットワークを設立しました!

私たちが活動する十日町市を含む妻有地域では、医療・介護人材の枯渇や医療・介護事業の継続性が深刻な課題となっています。
こうした課題は、日本の過疎地域で進む急速な人口構造の変化を背景としており、個々の事業者の努力だけでは十分には太刀打ちできないものです。

報道関係者説明会の模様(7月7日 十日町市医療福祉総合センター)

そこで、地域課題の解決へ向けた「協力・協働・共創」のプラットフォームを作るべく、令和4年度から地元医師会、介護・福祉関係者、病院、自治体などと法人設立へ向けた本格的な議論を始めました。
当講座もファシリテーター役として大小合わせて50回以上の会議に参加し、法人設立の取り組みを後押ししてきました。

十日町市中魚沼郡医師会の上村斉会長、妻有地域包括ケア研究会(地域の12の社会福祉法人が参加する任意団体)の松村実会長、そして当講座の菖蒲川由郷特任教授の3名が設立時社員となり、令和5年7月3日(月)に一般社団法人妻有地域メディカル&ケアネットワークが設立されました。
スタート時は小さな法人ですが、今後少しずつ地域の中でその和(輪)を広げ、医療・介護連携を推進する取り組みを行っていきます。
こうした大学と地域の医療・介護の関係団体との連携は先駆的なものであり、他の地域にとってもモデルとなるような地域包括ケアの仕組みや地域づくりを発信していきたいと考えています。