マレーシアの保健専門家が新潟市と十日町市を訪問

2025年4月12日~17日にかけて、新潟大学とマレーシア国民大学(Universiti Kebangsaan Malaysia:UKM)との部局間交流協定(MOU)の更新にあわせて、マレーシア国民大学およびマレーシア保健省の医師ら12名が来日し、新潟県内で高齢者医療・介護に関する現場視察を行いました。

視察団はまず、新潟県福祉保健部を訪問し、福祉保健部長の中村洋心先生より、日本の高齢化対策の歴史と制度についての講義を受けました。

新潟県福祉保健部長 中村洋心先生によるご講義 “新潟県における高齢化の現状とその対策”

その後、十日町市へ移動し、関口芳史市長を表敬訪問。地域に根ざした多様な高齢者施設や住民主体の活動を見学し、介護予防プログラム、ボランティアの関与、行政との連携体制など、日本の超高齢社会における実践事例に触れる機会となり、現場に即した学びと、実りある交流となりました。

十日町市・関口芳史市長を表敬訪問 

マレーシア側の参加者からは、「地域が一体となって高齢者の暮らしを支える仕組みに大きな学びがあった」「自国でも高齢化への対応が喫緊の課題であり、非常に参考になった」といった声が寄せられました。

特養・ショートステイ・デイサービスを見学 ―松村実施設長による施設の説明
小規模多機能施設を見学 ― 誕生日の利用者さんにマレー語でバースデーソング♪
十日町市の健康増進施設「ひだまりプール」見学
十日町市における住民主体の介護予防サロンを見学 ― 介護予防体操の実施

今回の視察は、両大学の15年にわたる交流の成果の総まとめであるとともに、今後の共同研究・教育の深化に向けた新たな一歩となりました。 

【掲載情報】 

NHKニュース(2025年4月14日放送):https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20250414/1030032799.html 

新潟大学ホームページ: 

https://www.med.niigata-u.ac.jp/contents/info/news_topics/300_index.html

三好園しんざホームページ:

https://fuku-tokamachi.or.jp/info/shinza/11240/