マレーシア・ケダ州の国際会議で基調講演!
7月30日(水)、31日(木)の2日間、マレーシアのケダ州で開催された“1st Kedah International Health Conference”で、当講座の菖蒲川特任教授が基調講演を行いました。

基調講演タイトル
“Building Healthy Ageing in Southeast Asia: Social Capital & Social Prescribing”
講演では、超高齢社会に突入している日本の地域包括ケアシステムと、地域のソーシャルキャピタルの意義について紹介しました。
その上で、現在RISTEX事業として十日町市で展開中の「社会的処方」の実践例を紹介するとともに、マレーシアにおける社会的処方の展開可能性についても言及しました。



マレーシアにおいて、ソーシャルキャピタルや社会的処方はまだ一般的とは言い難い主題ですが、参加者の興味は極めて高く、持ち時間を超えて質問が集中するほどの勢いでした
特に「社会的処方」、「リンクワーカー」に関する質問が多く、関心の高さが印象的でした。
How would you define the professional competencies required of a ‘link worker’ in the social prescribing ecosystem, and to what extent should they possess clinical, psychological, or social work training?
Could you reflect on the potential of social prescribing as a non-pharmacological adjunct to NCD management in Southeast Asia, particularly for chronic conditions like diabetes, hypertension, and mental health disorders?


学会自体も、基調講演も大変な盛況で、講演中は会場を埋め尽くすほどの参加者が集まり、ケダ州をはじめとするマレーシアの公衆衛生関係者の熱意を強く感じました。


十日町で得られた知見と経験を、世界に向けて発信していけるよう、これからも動き続けていきたいと思います!
最後に。
学会の場では、本学で博士課程を修了した Prof. Dr. Shamsul Azhar Shah や Prof. Dr. Mohd Rohaizat Hassan と再会することができました。



さらに、過去に交換留学で本学に来ていた UKM の卒業生とも再会。
現在は公衆衛生の専門医として、保健省の疾病コントロール課に属し、学会ではモデレーターを務めるまでに。大きく成長し、立派になっていました。


日本での交換留学の経験が、しっかりと役立っていることを感じ、彼らの成長を大変嬉しく感じました。
1st International health Conference in Kedah: https://www.kedahiphc.com/