十日町看護専門学校の地域診断実習を行いました!

7月23日(水)の午後、県立十日町看護専門学校の2年生を対象に、当講座の菖蒲川特任教授による「地域の人々の生活と健康」実習を行いました。

実習では、「十日町市の高齢者データから地域の健康を考えよう」をテーマに、十日町市の「健康とくらしの調査」データを活用した地域診断に取り組みました。地域診断では、JAGES(日本老年学的評価研究)が開発した地域マネジメント支援システムを用いて、実践的な分析を行いました。

学生たちは、十日町市内の地域に分かれ、それぞれの地域の保健担当になったつもりで、高齢者の健康課題や、その原因と背景、改善策について議論を深めました。

グループ発表では、「健康行動」「食生活」「社会参加」といった視点から、人々の健康を多角的に捉えた意見が多数寄せられ、学生ならではの柔軟な発想やユニークな視点に、私たちも多くの刺激を受けました。

地域を知ることは、目の前の患者さんの背景を想像し、より良いケアを提供する第一歩です。今回の実習が、学生の皆さんにとって「健康の社会的決定要因」を考えるきっかけとなり、今後の臨床実習や看護実践に生かされることを願っています。