手外科グループでは上腕から指先まで上肢疾患を担当しております。上肢の疾患は非常に多岐に渡り、骨、関節、神経、血管、腱、軟部組織それぞれの疾病に対して幅広く対応しております。そのため小児から高齢者まで全年齢の患者さんを対象としています。
具体的に手外科グループが治療している疾患について列記しますと、重複母指や橈側列形成不全など小児の先天奇形、ヘバーデン結節や母指CM関節症などの手指変形性関節症、手根管症候群や肘部管症候群などの末梢神経障害、腱鞘炎や腱断裂など腱の疾患、橈骨遠位端骨折や上腕骨遠位端骨折などの外傷、手指切断や腕神経叢損傷に対する顕微鏡手術、テニス肘やTFCC損傷などのスポーツ障害など、挙げればキリがありません。そのため、大学で行える手術件数は限られており、関連病院と連携をとりながら適切な時期に治療を行えるよう心がけております。上肢の症状でお困りであれば、気兼ねなくご紹介いただき受診していただくようお願い申し上げます。