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外 傷

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整形外科とは運動器の機能障害を治療対象としています。運動器とはわかりやすく言うと骨や筋肉・靭帯・神経・血管などであり、そこにケガをした場合には整形外科が治療を行います。整形外科を受診する患者さんの半数はケガといわれており、医者の中でも一番ケガを治療する科であるといえます。整形外科医の中でも治療難易度の高いケガを専門としているのが我々整形外傷医です。
ケガの部位や程度は千差万別です。重傷なケガの代表としては脱臼や骨折があります。さらにその中でも治療難易度が変わってきます。整形外科医は初期診療で脱臼や骨折の重症度や緊急性などを判断し、一般的な骨折であればすべての整形外科医が治療を行い、重症度や専門性の高い骨折であれば整形外傷医へ紹介し治療が行われます。具体的には新潟大学医歯学総合病院や各地区の基幹病院へ転院のうえ、整形外傷医による治療が行われます。
新潟県内の整形外科医の多くが当医局に所属している医師であるため、どこの病院を受診されてもケガの状態に応じて適切な紹介がなされる環境が整っています。これは全国的に見ても珍しく、100年を超える当医局の歴史と伝統によるものです。このネットワークを活かして新潟県全体で質の高いケガの治療が行われるよう努力しています。特に骨盤輪骨折・寛骨臼骨折や開放骨折の治療は全国的にも有名です。
 整形外傷外来では、主に術後の患者さんのフォローアップを週1回行っています。ケガは受傷から手術までの待機期間が短く、様々な調整や検討などの時間を確保するためにはスムースな紹介が必要となります。しかし当外来は週1回のため術前患者さんが当外来に紹介予約となった場合には、適切な治療のタイミングを逃すリスクを伴います。迅速に対応させていただくために、基本的に術前患者さんの紹介は外来ではなく、担当医から病院を通じて直接当科整形外傷医へご連絡いただけますようお願い申し上げます。

外傷班担当医

  • ・普久原朝海(骨盤輪骨折・寛骨臼骨折・下肢骨折)
  • ・依田拓也(開放骨折・上肢骨折・下肢骨折)
  • ・渡辺要(非定型大腿骨骨折・下肢骨折)
  • ・高野岳人(開放骨折・上肢骨折)
  • ・須藤洋輔(上肢骨折・下肢骨折)