新潟大学整形外科専門研修プログラム
運動器プロフェッショナルイズム涵養
プログラム
はじめに
新潟県は日本列島のほぼ中心部に位置し、文化、食、自然そして交通インフラのすべてに恵まれています。新潟県で整形外科医として働くことで、日本海側唯一の政令指定都市である新潟市と、海や山のある新潟市以外の全地域、それぞれの生活者の整形外科医療を学ぶことができます。
新潟大学整形外科学講座は、大正6年(1917年)本邦で4番目に開講し、2017年に開講100年目を迎えた国内有数の伝統教室です。診療体制は、専門グループ(腫瘍、脊椎・脊髄、股関節、膝・肩・スポーツ、関節リウマチ、手外科、外傷、小児)に分けて、幅広い疾患領域に対し専門性を持ってカバーするとともに、運動器疾患全般のプライマリーケアも行っており、特定機能病院診療科としての役割を担っています。一方、大学院大学として、講座内に数名の大学院生を擁し、上記各専門グループに属して基礎・臨床研究を進めています。新潟大学医歯学総合病院における研修では、それぞれの診療班に所属して研修を受けることにより、サブスペシャリティに対する専門性の高い研修を受けると同時に、臨床研究に対する関わりを深く持つことができます。
一方で、県内外の多彩な連携施設で研修を行うことにより、多くの臨床経験を積むことも可能です。これまで当科にて研修した医師は、専門医試験受験までに全員500件以上の執刀経験を積み、初期治療から最先端医療までの幅広い経験を積んで頼もしい整形外科専門医へと成長しています。ひとつの大学で県内全域をカバーしているため、大学病院での研修と連携病院での研修をスムーズに一貫性を持って行うことができ、それゆえの全国有数の症例経験数の多さが新潟大学整形外科専門研修プログラムの特徴です。
研修プログラム終了後の進路としては、大きく分けて大学院へ進学するコースと、直接サブスペシャリティ領域の研修に進むコースがあり、多彩な選択肢の中から自分の理想とする将来像へと進んでいくことが可能です。
春夏秋冬、四季の変化がはっきりしている新潟での生活は、海や山でのアウトドアや、旬の魚介や野菜を使った食べ物など、楽しみ方は多彩です。越後の戦国武将・上杉謙信は知略に富み、義を重んじたとされています。このような豊かな風土と義理・人情といった人間味あふれる人々と共に、皆さんも是非、私たちの仲間になって新潟ならではの魅力に触れてみてください。
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