十日町いきいき健康調査で菖蒲川准教授が大規模フィールド調査に取り組みました
10月3,4日と新潟県十日町市でいきいき健康調査を実施しました。
農林水産政策科学研究委託事業「農村活性化事業が農村高齢者の健康維持と地域の健康と豊かなソーシャルキャピタルの醸成につながることを実証する研究」(研究代表者:菖蒲川由郷)
十日町市役所のご協力のもと、多くの市民のかたにご参加頂きました。
調査には、新潟大学のほかに、東京医大、医科歯科、東大、新潟青陵大学の教員や学生に多数ご参加頂きました。また、全くボランティアベースで、東京、宮崎、長崎からも調査に参加いただいたかたもいます。この場をかりて感謝申し上げます。
写真は初日の調査スタッフの記念撮影です。
これは、新潟大学出発組の記念撮影。6時出発に遅れたのは、何をかくそう私です。
受付。上原先生と、修士OBの竹内君が手伝ってくれました。
参加者のかたへの入念な説明。
生活問診。調査員が一対一で聞き取りします。
認知機能検査ブース
採血と運動機能ブース
そして私も参加した医学問診ブース。
たくさんの方々にご協力頂きありがとうございました。
二日間の調査も無事に終了しました。
この日のために菖蒲川准教授、眞鍋助手、齋藤孔良助教は休日返上、まさに血を吐く思いで準備をしていました。
それが実を結び、大きな成果と人の輪が繋がりました。
十日町市の市民の皆さま、十日町市職員のみなさま、本当にありがとうございました。
御礼申し上げます。
東京からこられた調査員のかたは口々に「十日町のかたは表情があかるい!みんなおしゃれしてやってきてすごい」と感心していました。
年をとってからの都会の生活は厳しいのかもしれません。ぜひ、新潟に移住はいかがでしょうか?
さておまけです。
私は約20年前(!)に県立十日町病院の内科に勤務しておりました。
そのときに足繁くいったお店の1つがこちらです。
キッチン愚留米
https://goo.gl/maps/qEQUErvGgmy
調査が終わったあとの夕食をここでとりました。
20年前と変わらぬボリュームとおいしさでした。
ああ、前もここに座って、内科の同期や看護師さんと飲み会したっけ。どうして、そこにいないのだろう。
そのときと同じ、すこしぴりっとした寒さを感じる夜に「十日町に帰ってきた」と思いでいっぱいでした。
気持ちはあのときのままなのに、自分の身体だけが年をとっていくのは不思議なものですね。
おりしも、今回の調査で東京からきてくださった音楽療法士のかたが、「歌をうたうことで昔を思い出して若返る」とおっしゃっていました。
1日10分でも歌うことで記憶や嚥下機能の改善に効果があるそうです。
(by 齋藤玲子)