新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 後期研修リクルート

Interviewインタビュー

2020/12/15公開

佐渡総合病院での成長と充実、
「言葉の科」でもある
消化器内科のやりがい

平成25年度卒 吉田 智彰

タグ:# 佐渡総合病院,# 大学院での研究

吉田 智彰Senior Resident 6th

佐渡総合病院で消化器内科として勤務
この環境だからこそ感じる成長と日々の充実

現在は、佐渡総合病院で消化器内科として勤務しています。佐渡総合病院は8年目1人、9年目2人の3人体制で、比較的若い学年で診療にあたっています。そのため、いままで上級医と相談しながら行っていた手技や、トラブルシューティング等も自らで行わなければなりませんが、その分成長も感じています。また医師数当たりの処置の件数も非常に多く、毎日が充実しています。もちろん重症例や、難渋例の場合は、大学病院の先生がいつもしっかり連携をとれる体制を敷いてくれています。すでに搬送でヘリコプターに2回ほど乗ったのは、佐渡でないとできない体験だと感じています。また佐渡の環境は非常に楽しく、特に食事はこんなにおいしくて、子供連れにやさしいところは全国屈指ではないでしょうか。一度病院見学がてら遊びに来てください。

処置だけが消化器内科の魅力じゃない、
「言葉の科」でもある消化器内科のやりがい

消化器内科の魅力は本当にたくさんあります。処置が好きな人は毎日手を動かすことができます。ただし処置によって劇的に患者さんが良くなることが多いですが、逆に合併症等が起きた場合は、やはりその処置の怖さを痛感します。

また消化器内科では幅広い領域の癌の患者さんを見ることとなりますが、自分の言葉一つでがん患者さんだけでなく、ご家族の方の死の受け止め方が変わることもあり、患者さんの環境含めた医療をする必要があります。言葉選び等は非常に気を使い、なかなかお互いの意識が共有できていないと、やはり良いお看取りができないことがあります。逆にご家族も含め、しっかりとした関係をつくれて、良いお看取りができたと思うことがあります。消化器内科は処置が多い科というイメージが多い科もしれませんが、癌患者さんが多い分、「言葉の科」であるとも思っていて、そこもやりがいのあるところだと思います。
ほかにも魅力はたくさんありますが、まずは消化器内科を回ってみて、感じてもらうのが一番だと思います。

一から研究の方向性を考えることができた充実の研究生活

研究生活が始まったばかりの時は、自分が何をしたらよいのかもわからず、一から研究の方向性を考えることから始まりました。ほかの院生に比べると、下調べ期間が長く、焦った時期もありましたが、自分で何を、どのようにして研究していくかを調べることは、非常にわくわくしました。まさか自分がここまで研究に興味が出るとは思わなかったので、このような機会を与えていただいた寺井教授には感謝の気持ちしかありません。研究生活は自分でスケジュールを組み、研究していくので、時間の自由度が非常に高く、今までなかなかいけなかった実家等に孫を見せによく行けたことは良い孝行をしたなと自負しています。その分やはり自分を律する気持ちも必要で、論文を調べている途中で詰まった際に、すぐにインターネット動画の視聴に逃げないという気持ちを強くもたなければいけません。その気持ちが弱かったからかわかりませんが、最後の2か月は研究が山のように残っており、ある意味最も充実した研究生活を送ることになりました。

目の前の患者さんの治療はもちろん、難治性の一助となるような研究を目指す

目の前の患者さんの治療ももちろんですが、今まで治療介入が困難であったり、難治性といわれる病気の患者さんの一助となるような研究ができたらと考えています。そのために、目の前の患者さんからできるだけ多くのことを学んでいきたいと考えています。

消化器内科は幅広い分野を、急性期から慢性期まで、処置をしながらできる満足度の高い科です。もちろん人の食事に関わる科でも、その治療によって患者さんの満足度も非常に上がる科でもあります。そんな消化器内科で一緒に治療出来たらうれしいです。

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