新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野 後期研修リクルート

Interviewインタビュー

2020/07/01公開

勉強や研究をした分未来が開ける、
大変であるからこそ
勉強のしがいがある消化器内科

平成21年度卒 木村 成宏

タグ:# イギリス留学,# 留学での研究

木村 成宏Study abroad

県外と基礎的な研究への興味
お誘いを受けそのまま留学の流れへ

留学のきっかけは正直に言いますとかなりいい加減です。これまで新潟県から出たことがなく、なんとなく外へ出たくなったこと。また、大学院を卒業して少し経ち、臨床だけでなく基礎的な研究にも興味が湧いてきたこと。そんな中、留学のお誘いがあったため、天啓に導かれたのだと感じ、そのまま留学の流れになりました。他の留学生と違い、非常に不真面目な理由で留学させていただきました。

マウスを使った研究やデータの解析の日々
プレゼンテーション機会の多さや休日の観光など留学ならではの経験も

留学先では原発性硬化性胆管炎という根本治療がまだ見つかっていない病気と制御性T細胞という免疫を抑制する働きをもつリンパ球との関係性を研究しています。病気の原因発見と、可能であればその先にある根治的治療を目指して日々マウスを使用した研究を行っています。
平日は9時から17時まで大学内でマウスを使った研究やデータの解析を行っています。プレゼンテーションの機会は多く、週に1回チーム内で、2か月に1回のペースで5チーム合同、6か月に1回のペースで研究棟全体規模のプレゼンテーションを行っています。
休日はイギリス各地へ観光に出かけることも多いですが、市内の庭園で家族一緒にぼーっと日光浴を楽しむこともあります。長期休暇の際にはEU諸国をいくつか観光することも出来ました。スペインの海鮮料理のおいしさや、年末年始のウィーンなど非常に楽しい思い出です。

語学の不安と人見知りで留学に苦労も
それでも今は楽しい日々、チャンスがあれば是非挑戦を

多くの人も同じかと思いますが語学に不安がありました。英語が苦手であったことともありますが、人見知りであったため、留学は色々と大変でした。
しかし大変なことはいつか笑い話に出来ますし楽しいことも多い毎日ですので、語学や自分の性格が理由で留学しない、という選択肢をするのは勿体ないことだと思います。
敢えて後悔があるとすれば、留学のための奨学金獲得は狭き門ですので、First Authorの論文は多くて困ることはありません。論文作成は苦しいことですが頑張る価値があることだとおもいました。

自己免疫性肝疾患の原因究明や根本的な治療の研究の解明を目指す

今後は自己免疫性肝疾患における原因究明や根本的な治療の研究の解明を目指したいと考えております。少しでも患者様の予後を改善し、QOLを高めることに貢献できれば幸いです。

消化器内科は幅広く、必要とされる知識や技術が多く、さらに進歩するスピードも非常に速いです。反面、需要も高く、どこへ行っても重宝されること間違いありません。またそのカバー範囲からジェネラリストにもなれますし、専門性が高い研究や最先端医療まで、皆さんが思い描く理想の医師像と極めて近い自分自身になれることと思います。ぜひ消化器内科で理想を現実にしてください。

RECRUITINGfor Senior Resident

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