臨床研究

胆道閉鎖症全国登録事業 -胆道閉鎖症の年次登録と予後追跡調査による疫学研究-

1.対象者及び対象期間、過去の研究課題名と研究責任者

当院で胆道閉鎖症と診断された患者さんが対象となります。

2.概要

胆道閉鎖症は日本ではおよそ9000出生に1人の稀な病気で、乳児期早期までに胆汁の流れる胆道が完全に閉塞し黄疸や肝不全を引き起こします。葛西手術と呼ばれる手術が標準的な治療ですが、半数以上が乳幼児期から青年期に肝移植が必要となる非常に治療が難しい病気です。そこで、胆道閉鎖症の治療成績の向上を目的として全国の胆道閉鎖の患者さんのカルテに保存されている病歴、血液検査結果のデータを集めて研究を行います。使用するデータは個人が特定されないように匿名化を行います。自分のデータを使用してほしくないときには拒否することができ,拒否しても不利益はありません。

3.申請番号

C2022-0023

4.研究の目的・意義

日本の胆道閉鎖の発生頻度と治療成績の傾向を正確に把握して、治療成績改善や病気の予防に役立てることが目的です。

5.研究期間

倫理審査委員会承認日から2027年1月1日まで

6.情報の利用目的及び利用方法(他の機関へ提供される場合はその方法を含む)

カルテに保存されている胆道閉鎖症の患者さんの病歴、血液検査結果を利用させていただきます。使用するデータは個人が特定されないように匿名化を行います。研究の成果は、学会や専門誌などの発表に使用される場合がありますが、名前など個人が特定できるような情報が公表されることはありません。

7.利用または提供する情報の項目

病歴(年齢、性別、死亡情報、治療内容)、血液検査結果

8.利用する者の範囲

新潟大学および以下の共同研究機関等で利用いたします。
新潟大学 小児外科 木下義晶
共同研究機関:東北大学小児外科

9.試料・情報の管理について責任を有する者

新潟大学 小児外科 木下義晶
共同研究機関: 東北大学小児外科

10.お問い合わせ先

本研究に対する同意の拒否や研究に関するご質問等ございましたら下記にご連絡をお願いします。
所属:新潟大学 小児外科
氏名:小林 隆
Tel:025-227-2258
E-mail:pedsurg@med.niigata-u.ac.jp

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