当院における直腸肛門奇形術後の排便機能予後の検討
1.対象者及び対象期間、過去の研究課題名と研究責任者
2005年1月から2024年12月に当院で肛門形成術を施行され、術後1年以上フォローした直腸肛門奇形45例を対象とします。
2.概要
直腸肛門奇形は、直腸が肛門窩に開口せず盲端に終わる、もしくは膀胱・尿道・膣などと瘻孔を形成する疾患です。直腸盲端の位置や解剖学的形態により、低位、中間位、高位、総排泄腔型と大きく4つに分類されており、一般的に直腸盲端の位置が正常の肛門窩に近いものほど術後排便機能は比較的良好とされています。しかし、病型や瘻孔の位置などから、様々な術式を選択され、さらに合併奇形などの影響もあり、術後排便機能が悪く長期の排便管理を要する症例も多いです。直腸肛門奇形の排便機能予後と排便管理方法を検討した報告は十分とは言えず、実際にどのような要因が排便機能予後に関連するかの検討は不十分であり、排便管理方法も施設ごとの試行錯誤の域を出ていない現状です。
本研究では、当院における直腸肛門奇形術後の排便機能予後について、自験例から後方視的に検討します。当院での、現状と課題を明らかにすることで、適切な術後排便機能予後の改善に向けた方策を確立できると考えています。
3.申請番号
2025-02224.研究の目的・意義
後ろ向きに電子カルテ上のデータをもとに、当院における直腸肛門奇形術後の排便機能予後を検討することで、適切な術後排便機能予後の改善に向けた方策の確立することを目的としています。
5.研究期間
倫理審査委員会承認日から2030年3月31日まで
6.情報の利用目的及び利用方法(他の機関へ提供される場合はその方法を含む)
直腸肛門奇形の術後排便機能予後の改善に向けた方策の確立を目指して、電子カルテ内の情報を利用します。使用するデータは個人が特定されないように匿名化を行います。研究の成果は、学会や専門誌などの発表に使用される場合がありますが、名前など個人が特定できるような情報が公表されることはありません。本研究データが他の医療機関へ提供されることもありません。
7.利用または提供する情報の項目
性別、合併疾患、病型、術式、術後合併症、排便機能スコア、排便管理法に関して、診療録より情報を取得します。
8.利用する者の範囲
新潟大学 小児外科学教室のみで利用する。
9.試料・情報の管理について責任を有する者
新潟大学 小児外科 斎藤 浩一
10.お問い合わせ先
本研究に対する同意の拒否や研究に関するご質問等ございましたら下記にご連絡をお願いします。
所属:新潟大学 小児外科
氏名:斎藤 浩一
Tel:025-227-2258
E-mail:pedsurg@med.niigata-u.ac.jp