新潟大学 精神医学教室

新潟大学 精神医学教室

Department of Psychiatry, Niigata University

チーム医療スタッフのご紹介

Ⅰ.臨床心理士

私たち臨床心理士は、精神科医師が患者さんの診療を行う際、必要に応じて臨床心理学的知識を用いて患者さんのサポートを行っています。
主な対応としては心理検査の実施を行い、その結果を基に患者さんのこころに対する考え方の癖、つい陥ってしまう思考、気持ちの動き(その全てがまとまらないこともあります)を医師に伝えます。このような患者さんの“こころの癖”や“傾向”の中で本人がつらいところへの理解が進むことで、適切なアドバイスや援助に役立つと考えています。
また、精神科医師や看護師の協力を得ながら、給食診断の勉強会や看護師をはじめとした院内スタッフに向けた勉強会なども開催しています。

Ⅱ.精神保健福祉士

私たち精神保健福祉士は、精神の疾患をお持ちの患者さんに関して病気により生じた生活上の様々な問題に対して、医師とは異なる立場から、不安や困りごとに対して支援(ソーシャルワーク)を行う立場であり、PSW(Psychiatric Social Worker)と呼ばれることもあります。

具体的な仕事例としては・・・

☆利用できる医療制度、福祉制度☆

それぞれの制度には、申請のための条件や必要書類があります。詳しくはPSWまでご相談ください。

Ⅲ.病棟看護師

総合病院および特定機能病院の精神科病棟であり、最新の医療情報とエビデンスに基づく患者さん中心の安全安心な療養環境・看護を目指しています。

精神科の入院病棟は、通常の病棟とは異なる環境です。任意で来られる患者さんには病院敷地はもちろんのこと、病棟の1階にある談話コーナーの利用や、日中の外出が自由にできるよう工夫を凝らしています。

☆主な看護支援☆

私たち精神科病棟看護師はチームワークを大切にしております。患者さんとの看護計画の共有を図りつつ「出来ること、出来ないこと」をはっきりと提示し、患者さんとの距離を取るのではなく、距離を知ることを重点にがんばっています。また、目に見える症状や患者さんの訴えだけでは判断できない場合も多く、全人的によりきめ細かな病状観察を行いながら総合的に支援していくことを目指しています。