新潟大学 精神医学教室

新潟大学医学部 精神医学教室

Department of Psychiatry, Niigata University

治療中の様子

rTMS治療とは

rTMS(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation:経頭蓋磁気刺激)治療は、うつ病などの精神疾患に対して非侵襲的に磁気を用いて脳を刺激する治療法です。薬物療法が効きにくい方にも効果が期待されています。

rTMS治療の説明動画

入院でのrTMS治療について

当院ではrTMS治療を入院環境下で実施しています。これは治療中の安全な管理と、症状変動への迅速な対応を行うためです。

rTMS治療は週5回の治療を計30回行う必要があり、治療期間は原則として6週間です。評価・調整期間を含め、入院期間はおおむね2ヶ月程度を想定しています。

治療の流れ

  1. 初診・診察・評価
  2. 治療方針の説明と同意
  3. rTMS治療の実施(1回約30〜40分)
  4. 定期的な経過観察と評価

期待される効果と副作用

  • うつ症状の改善
  • 注意力・意欲の向上
  • 副作用:頭皮の違和感・軽い頭痛など(多くは一過性)

実施場所

入院病棟から新潟大学病院 精神科外来処置室(エントランス階)に移動して実施します。

rTMS治療をご希望の方へ

当院でrTMS治療をご希望の場合は、まず精神科の初診を受診していただき、医師が治療適応となるかどうかを判断いたします。

治療が適切と判断された場合は、入院日程を調整のうえ、約2か月間の入院をしていただき治療を実施します。

ご希望の方は、まずは下記の精神科外来窓口までお問い合わせいただき、初診予約の調整等をお願いいたします。

問い合わせ先

  • 新潟大学医歯学総合病院精神科外来受付:025-227-2555
  • よくあるご質問

    保険は適用されますか?

    一定の条件を満たしたうつ病患者に対しては保険適用となります。

    治療の痛みはありますか?

    強い痛みはなく、多くの方が違和感程度です。