「新規脳波計を用いたせん妄検出と予後予測、エピジェネティクスから見た病態理解とバイオマーカー開発、およびマウスモデルによる新規治療法探索」
講師:篠崎 元 先生
(スタンフォード大学医学部精神科 准教授/カリフォルニア大学アーバイン校医学部 終身教授)
概要:
せん妄は高齢入院患者に多く、予後不良と関連するが、既存の臨床スクリーニング法は実臨床で感度低下が課題となっている。我々は、額部から短時間で測定可能なBispectral EEG(BSEEG)を用い、せん妄を高感度・高特異度で検出できるシステムを開発してきた。さらにBSEEGは入院期間や生存率などの予後予測にも有用であることが示されている。また、せん妄の病態に関して、神経炎症やミクログリア活性化、炎症性サイトカイン産生に加え、加齢に伴うDNAメチル化変化などのエピジェネティクス機序に着目し、病態理解とバイオマーカー開発を進めている。さらに、マウスモデルにBSEEGを応用した新規治療法探索にも取り組んでいる。本講演では、これらの最近の知見について議論する。
せん妄は高齢入院患者に多く、予後不良と関連するが、既存の臨床スクリーニング法は実臨床で感度低下が課題となっている。我々は、額部から短時間で測定可能なBispectral EEG(BSEEG)を用い、せん妄を高感度・高特異度で検出できるシステムを開発してきた。さらにBSEEGは入院期間や生存率などの予後予測にも有用であることが示されている。また、せん妄の病態に関して、神経炎症やミクログリア活性化、炎症性サイトカイン産生に加え、加齢に伴うDNAメチル化変化などのエピジェネティクス機序に着目し、病態理解とバイオマーカー開発を進めている。さらに、マウスモデルにBSEEGを応用した新規治療法探索にも取り組んでいる。本講演では、これらの最近の知見について議論する。