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2025/2/27

北海道大学との共同研究論文がアクセプトされました

北海道大学との共同研究テーマである ”The balance among radiation-induced cell death pathways in the p53-mutant human glioblastoma cell line T98G: A preliminary study (Nakano H, Kidachi J, Imazato M, Kojima M, Tsutsumi K)" がBiomedical Researchにアクセプトされました。p53変異型ヒト神経膠芽腫由来細胞における細胞死経路バランスを評価した研究です。膠芽腫細胞において、線量依存的なアポトーシスおよびネクローシスの誘導は認められませんでしたが、オートファジー細胞死および細胞老化は線量依存的に増加する傾向を示しました. その結果, X線吸収線量に対する細胞死の発生と各細胞死経路の相対的な関係を空間的に把握することが可能となりました。本研究の成果は、腫瘍特異的な細胞死メカニズムの解明やDNA損傷修復経路の詳細な理解に貢献し、特に放射線抵抗性腫瘍に対する放射線治療の効果を最大化するための重要な一歩となることが期待されます。
また病院実習、就職活動、福岡で開催された第47回日本分子生物学会年会での発表、そして国家試験対策と並行しながら、限られた学部4年生の時間内で卒業研究に取り組み、論文アクセプトに貢献できたことを大変光栄に思います。4月からの新たな環境でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。これまでの努力が実を結び, 今後のキャリアにおいても一層のご発展があることを確信しております (中野 永)。

       
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2024/12/23

第130回新潟臨床放射線学会が開催されました

2024年12月14日に新潟大学医学部講義室にて第130回新潟臨床放射線学会が開催されました。コロナ禍後では2回目の現地開催となり、新潟県内の診断医と治療医および医学物理士が集い症例報告や研究報告がなされました。私自身も放射線治療部門で「前立腺強度変調放射線治療における知識ベースを用いた治療装置間の線量分布検証」というテーマで発表を行いました。このような貴重な機会を通じてさらに多くの知見を得ることができ、今後の業務に活かしていきたいと感じました。発表の準備をするにあたり、ご指導いただきました先生方に心よりお礼申し上げます。
会終了後にはANA Crowne Plaza Niigataにて同窓会忘年会も開催され、医学物理グループからは棚邊先生、レジデントの坪井様、本間が参加しました。普段お会いする機会の少ない診断科の先生含め多くの先生方と交流を深めることができました。引き続き新潟県の医療の質向上に貢献できるよう努めてまいります。

(医学物理士レジデント 本間大晴)

筆者発表の様子

同窓会忘年会にて(右から筆者、石川教授、坪井氏、棚邊先生)

       
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2024/11/20

第2回治療計画スキルアップセミナー入門編が開催されました

医学物理士レジデントの本間です。
去る2024年11月9日、バリアンメディカルシステムズ様、クロスウィルメディカル様のご協力のもと、新潟大学医歯学総合病院にて第2回治療計画スキルアップセミナー入門編が開催され、県内から講師・スタッフ含めて計25名の方にご参加いただきました。約半年前に開催された第1回と同様の内容で、前立腺がんの基礎に関する座学の後、治療計画装置Eclipseを用いて前立腺がんの3D-CRTおよびIMRT計画を作成する実機演習が行われました。メイン講師は長岡中央綜合病院の坂井まどかさん、端末講師には県内の医学物理士5名が務め、参加者の皆様は各端末講師から手厚い指導を受けていました。私自身も端末講師を担当しましたが、参加者の皆様と楽しく取り組めたと思います。参加者への事後アンケートでは実機演習に対する好評が多く寄せられました。
セミナー後には講師と参加者も交えた懇親会も開かれました。このような会を通じて、県内の治療関係者やメーカーの皆様とのつながりを大切にしていきたいです。
最後に、バリアンメディカルシステムズ様とクロスウィルメディカル様に多大なるご協力をいただきましたこと、この場を借りて感謝申し上げます。
(医学物理士レジデント 本間大晴)

       
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2024/9/12

第1回 大阪大学-広島大学-新潟大学 合同研究会が開催されました(2024年9月11日)

2024年9月11日に、第1回 大阪大学-広島大学- 新潟大学 合同研究会が開催されました。研究会は18時から始まり、発表担当者一人の持ち時間が10分 (発表7分+質疑応答3分) を原則に各大学の研究室が取り組んでいる研究発表を行いました。参加者は各大学の教員や学生が中心で、新潟からは宇都宮先生(新潟大学)、中野(新潟大学病院)、西潟様(長岡赤十字病院)、眞弓様(新潟大学病院)の4名が参加し、3大学から総勢40名程度が集まりました。各大学の研究テーマにはそれぞれの特色がよく表れており、様々な視点から放射線治療や医学物理学について学ぶ貴重な機会となりました。私からも「AIを用いたグリオブラストーマに対する放射線治療計画の最適化」という研究テーマで発表を行い、非常に貴重なコメントをいただくことができました。研究会は21時頃に終了しましたが、その後も「AI」をテーマに、医学物理学の今後について熱心な議論が続き、大変有意義な時間を過ごすことができました(最終的には23時を過ぎていましたが…)。
次回の第2回合同研究会は年末の12月に予定されています。今後も3大学の医学物理学に関する共同研究テーマである「AI」を通じて、積極的な交流や研究成果の発信を行っていきたいと考えています (中野 永)。

合同研究会の参加された皆様

       
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2024/8/6

第12回 新潟大学医学系基礎・臨床研究交流会に参加しました

医学部大講義室で開催されました第12回 新潟大学医学系基礎・臨床研究交流会において、放射線医学教室の担当者としてポスター発表を行いました。5年ぶりの対面方式での開催となり、研究者が一堂に会して各教室の研究テーマや現在力を入れて取り組んでいる研究内容を発表する交流会でした。私は医学物理グループの担当者として、「非小細胞肺癌に対する体幹部定位放射線治療における新たな数理モデルを用いた照射時間による腫瘍体積への影響評価」というテーマで発表を行いました。久しぶりの対面ポスター発表ということもあり、少し不安もありましたが、多くの先生方に興味を持っていただき、研究に対して様々な意見交換をすることができました。また、各教室が取り組んでいる研究内容や図表の作成方法についても触れることができ、非常に勉強になりました。
また、交流会後の17時より開催されました懇親会にも参加し、食事をしながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。今後も放射線医学教室の一員として、研究成果の発信を継続したいと思います (中野 永)

交流会の様子 (医学部大講義室)

       
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