後期研修Q&A
![]() |
新潟大学出身でないと不利なことはありませんか? |
![]() |
全くありません。 日本中どこからでも安心して来てください、Uターン・Iターン大歓迎です。 実際近年は、Uターンしてきた他大学出身者が増えています。 |
![]() |
勤務時間・休みはどういった感じでしょうか? |
![]() |
大学での勤務時間は平日のみで、平日の昼間に外病院へのバイトが週1~2回程度あります。 土日祝日は基本的に休みで、他は日当直が数回あるのみです。チームで診療しているので、毎夜病棟から電話がかかってきたり、土日に必ず病院に行かないといけない、ということはありません。 夏休み・長期休みももちろんあり、海外旅行にも行けます。女性医師には産休・育休などもありますよ。 |
![]() |
給料には困りませんか? |
![]() |
大学からの給料および外病院からのバイトの給料を合わせると、月40~60万円程度となり、生活に困ることはありません(派手に使わなければですが)。 大学以外の関連病院でローテートする場合は、その病院の給料体系によります。 おおむね、他科とも同様の水準のようです。 |
![]() |
放射線科への入局を希望しておりますが、診断・治療どちらを選択するかまだ決めていません。いつ頃決めることになりますか? また、自分の意志で決めることが出来ますか? |
![]() |
日本医学放射線学会放射線科専門医を取得するまでの3年間の研修は診断と治療のバランスを考慮したローテートとなります。放射線科専門医を取得後は次の診断専門医・治療専門医の取得を目指し、いずれかの選択をしていただき、それぞれの分野での研修が始まります。 もちろん、ご自分の専門分野としての診断・治療の決定においては教室からの強制はなく、自由に選択出来ます。(スケジュールについては、研修・入局案内を参照してください。) |
![]() |
現在、他科で後期研修をしていますが、どうも自分にあわない気がしてきました。 途中からでも、放射線科に変わることはできますか? |
![]() |
大丈夫です。全く問題ありません。 専門医取得の要件を満たすための修練期間はその分延長しなくてはなりませんが、2-3年の遅れは、これからの長い人生を考えれば目をつぶってもいいはずです。むしろ、他科での経験は放射線科医としても役立つことが多いはずで、決して無駄にはなりません。 |
![]() |
物理や数学が苦手ですが、診断・治療機器の原理を理解できるでしょうか? |
![]() |
大丈夫です。 むしろ、放射線科医で物理・数学が得意と言っている人は少ないと思います。 診療をするにあたっては、基本的な知識さえあれば問題ありませんし、しっかりお教えします。 |
![]() |
放射線科は将来的に有望でしょうか? |
![]() |
IVR手技の発達やPET-CTの普及、CT・MRIなどの画像機器や治療機器の進歩により、放射線科医の需要は年々高まるばかりです。 診断部門では各臨床科の専門分化が進み、画像診断はその専門家である放射線科に依頼する傾向が顕著になっています。また、治療部門では悪性腫瘍の増加、QOL重視の治療方法選択などにより、放射線治療を希望する患者が急増しています。 チーム医療の要となる画像診断ならびに、癌治療のスペシャリストとしての放射線科医に対する需要は、将来的にもますます高まることは確実です。 |
![]() |
放射線被曝は大丈夫でしょうか? |
![]() |
IVRや核医学検査・一部の放射線治療などでは職業被曝は避けられませんが、ごくわずかであり自身の健康に影響を与えることはありません。 また、放射線科医は放射線のプロですから、放射線防護対策がしっかりしており、無用な被曝は避けられます。将来、CTやMRIを専門分野とすると、被曝はほとんどありません。また、妊娠中には業務に配慮しますので、安心してください。 |
![]() |
画像診断医としての就業形態は多様と聞きましたが・・・ |
![]() |
通信インフラの整備が進んでおり、遠隔画像診断というのも確かに可能です。 しかし、画像は遠隔でみることが可能でも、現状としてはセキュリティの問題があり、電子カルテは遠隔では閲覧することができません、画像診断には臨床情報が非常に重要である中で、カルテ情報を得られないというのは、医療の質の低下を招きます。そのような点を割り切った遠隔画像診断は実際に行われていますが、理想形には達していません。今後に期待される事案です。(将来的にはリゾートのビーチで無線接続のノートパソコンで読影なんて事も、夢ではないかもしれません・・) |
![]() |
女性医師はどれくらいいますか? |
![]() |
ご存じの通り、近年、女性医師は増加傾向にあります。 放射線科も例外ではなく、ここ数年、女性医師がコンスタントに入局しています。 放射線科は、他科に比べ時間的余裕が多く、パートでの復帰も比較的容易です。出産・育児の時間がとりやすい体制をとっているつもりですので、心配なことは先輩女性医師に相談してみてください。 |