後期研修について
研修内容
後期研修名 | 放射線科専門医コース |
目的 | 日本医学放射線学会の専門医を取得すること |
放射線科の4大分野
大学での研修1年目の概要
1. 日常業務:各部門を数か月ごとにローテート
- 一般診断
CT、MRI、核医学、エコー、透視の検査と読影。
- IVR
IVRのほか、心血管系の検査や読影。
- 放射線治療
外来・入院患者を担当し、治療計画立案などの放射線治療業務を行う。
2. 教育
- 診断部門症例カンファレンス
毎週水曜日 13時30分~
スタッフや医員が教育的症例を提示
臨床的重要事項や画像診断のキーとなる事柄を学ぶ
主に研修医向けの内容
- 治療部門リサーチミーティング
毎週水曜日 13時30分~
3. 夜間休日の拘束業務(診断部門)
- 月に4~5コマ程度。(週末拘束は月1回程度(日勤帯と夜間帯をそれぞれ1コマと換算し2~3コマを1回にまとめている))
- 緊急CTやMRIの時間外依頼時の読影、緊急IVRなど。上級医が副拘束としてサポート。
- 1回5000円程度の拘束料+実働分の加算
4. 平日アルバイト(兼業)
- 週2~3回程度。
- 内容は県内の関連病院での消化管透視、エコー、CT読影など。
- 給料は1回3~4万円程度。
5. 収入
- アルバイトを含めて月60~70万程度
学位について
- 課程博士
大学院(4年間)に入学し研究し、その成果を論文にして取得する。
- 大学院の入学時期は本人の希望に応じて相談して決める。
- 主に臨床研究を行う。
診療について
1. 診断機器の充実
- CT
160列MDCT
Dual Source 192列MDCT
320列MDCT - MRI
3テスラ 2台
1.5テスラ 1台 - SPECT-CT
SPECT-CT 1台 融合画像可能
PET-CT 1台 - 血管撮影装置
Flat panel 3台(うち1台はIVR-CT付)
2. 治療機器の充実
- 高精度対応リニアック 1台
- 超高精度放射線治療専用機 1台
- 高線量率イリジウム密封小線源治療装置 1台
3. Cancer Board
- 悪性腫瘍に関する多数科間の院内カンファランス
2013年1月から開始、毎週水曜日午後3時~5時15分
乳腺、肝胆膵、消化管、呼吸器、頭頸部、骨軟部、婦人科系、造血器・泌尿器、小児、その他 - 放射線診断医および放射線治療医はすべての分野に出席を要請されている。
福利、厚生など
1. 学会出張旅費の支給
<国内学会>
主要な学会に演題発表する場合、旅費の支給あり。
<海外出張>
北米放射線学会(RSNA)、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)、あるいは米国核医学会(SNM)、米国IVR学会(SIR)に限り、演題発表すれば旅費の支給あり。
2. 休暇(通称:夏休み)
休暇は学生実習に支障をきたさない範囲で、年に合計2週間。(各自の有給休暇を使って)
3. 妊娠・育児期間(小学校卒業まで)の女性に関する制度
- 原則として拘束には入らない
- アルバイトは原則的に通勤時間1時間以内の地域に限定
- 妊娠期間中の業務は放射線被曝のない部門に限定する
関連病院(就職先)
(○は新潟大学・新潟県中核病院合同専門研修プログラムの連携施設)
○県立がんセンター新潟病院
○新潟市民病院
○長岡赤十字病院
○長岡中央綜合病院
○新潟県立新発田病院
○新潟県立中央病院
○新潟県立燕労災病院
済生会新潟病院
魚沼基幹病院
--- 他多数
放射線科医になること
- 放射線科医は全国的にも少なく、新潟県でも同様で、各病院からの派遣増員要請が絶えず、放射線医療に貢献する皆様が切実に待たれている状況です。
- 後期研修3年目に治療医になるか 診断医になるかを選べます。
- コンピューター技術の進歩で、 診療レベルが年ごとに向上している領域です。
- 新潟県の基幹病院の放射線科はすべて新潟大学放射科出身の医師によって担われており、紹介その他の情報交換が円滑に行われています。
- 大学同窓会は研究会を年2回開催し、生涯に渡る自己教育の気風にあふれた同窓医師が皆さんをお持ちしています。
入局歓迎
後期研修・入局に関するお問い合わせは下記まで。
Iターン、Uターンも歓迎します。(実績あり)
放射線科医局:nradio@med.niigata-u.ac.jp
Tel:025(227)-2315,Fax:025(227)-0788