当科の紹介 当科の紹介

血液内科分野 概要 血液内科分野 概要

血液内科分野では、造血器腫瘍(急性および慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群など)、貧血(再生不良性貧血、溶血性貧血など)、出血性疾患(血小板・凝固異常)など広範な血液疾患を対象として教育、診療、研究を行っています。

特に造血器腫瘍は診断から治療まで血液内科医が主体的に行うため、腫瘍診療を行う上で必要な経験を積むことができます。治療に用いる新規薬剤(抗体薬や分子標的薬など)が年々増えており、多施設共同研究を通じて新たな臨床エビデンスの確立に携わることができます。造血幹細胞移植は最も広く用いられるようになった移植医療の一つであり、化学療法が無効の難治性血液疾患に対して免疫反応を利用して行う治療です。当科は国内で最も早く造血幹細胞移植を導入した施設の一つであり、長期多数例の経験を踏まえながら最新知見を取り入れ診療を行っています。移植専門医の取得も可能です。

造血器腫瘍の診療の際には様々な合併症を経験します。感染症(発熱性好中球減少症、細菌感染症、真菌感染症、ウイルス感染症など)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、臓器障害(消化器、肝臓、心臓、腎臓など)などで、その病態や治療を通じて広範な内科の知識が自然に身に付きます。適正な輸血療法の知識も取得できます。

内分泌・代謝内科分野 概要 内分泌・代謝内科分野 概要

内分泌代謝内科分野では、糖尿病を始め脂質異常症、肥満症、高血圧などを含む生活習慣病と、動脈硬化を始めとするそれらの合併症、ならびに甲状腺や視床下部下垂体、副腎疾患等の内分泌疾患について、専門的かつ幅広い教育、診療、研究を行っています。

特に境界型を含めると中年以上の国民の3分の1を占める糖尿病を中心とする生活習慣病においては、まず生活習慣療法を中心に据えるという基本に立ち返り、チーム医療による療養指導、地域医療連携などを含む、総合診療医としての視野も持ち合わせた代謝内分泌・糖尿病専門医の養成を行っています。同時にこの分野の研究者として世界的に活躍できるように、新たな臨床エビデンスの確立につながる大規模臨床研究から基礎研究まで幅広く展開しています。

新潟大学医学部・大学院医歯学総合研究科 血液・内分泌・代謝内科学分野 新潟大学医学部・大学院医歯学総合研究科 血液・内分泌・代謝内科学分野

〒951-8510
新潟県新潟市中央区旭町通一番町

TEL 025-368-9026 FAX 025-368-9300

内分泌・代謝内科分野、血液内科分野【外来電話番号】025-227-2534

e-mail emh@med.niigata-u.ac.jp

当科では糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満・メタボリック症候群などの代謝疾患(生活習慣病)やバセドウ病、慢性甲状腺、甲状腺腫瘍、クッシング症候群、原発性アルドステロン症などに代表される内分泌疾患(ホルモンの病気)の診療や教育研究をおこなっております。また、急性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、貧血、凝固異常症など血液疾患の診療(新規治療薬を用いた多剤併用化学療法、造血幹細胞移植、細胞免疫療法など)や教育研究を行なっております。