腎・膠原病内科学分野は、米国バージニア大学小児科チャイルドヘルスリサーチセンター(Gomez RA 教授)と共同研究を行っています。Gomez教授はレニン研究で知られ、レニンKOマウスなどによるレニン産生細胞の基礎研究が行われています。新潟大学から渡辺博文先生が留学し、分子細胞レベルの研究に加えて新潟大学の腎生検組織を用いてヒト腎疾患におけるレニンの役割についても研究が進行しています。
生体液バイオマーカーセンターの山本らは2000年頃より、プロテオミクスによる腎臓病の解析、尿バイオマーカー探索を行ってきました。2005年には、山本が主導し、国際プロテオーム機構(HUPO)にHuman Kidney andUrine Proteome Project(HKUPP) Initiative を組織し、国際共同をスタートしました。プロテオミクスのための尿検体の収集保存法の国際標準化の提示はその成果の一つです(https://hupo.org/Human-Kidney-and-Urine-Proteome-Project)。