病理標本ギャラリー／小児
先天性嚢胞状腺腫様形成異常 congenital cystic adenomatoid malformation
臨床データ 1
0歳 男児 在胎19週で胎児腹水、20週で先天性嚢胞状腺腫様形成異常を疑いにて、入院。自然分娩にて出生しNICU管理となる。 精査にて先天性嚢胞状腺腫様形成異常と診断され、十日後左肺下葉切除術施行。
バーチャルスライド画像
臨床データ 2
0歳 女児 品胎。妊娠20週2日、MRIで左胸腔内に占拠病変を認め、先天性嚢胞状腺腫様形成異常が疑われた。 妊娠22週2日、左胸腔内腫瘤増大傾向、羊水過多を認め母体管理入院となった。 妊娠34週0日、予定帯王切開にて出産。出産直後は自発呼吸が弱く、酸素投与で蘇生し、次第に皮膚色良好となった。 そのままNICU入院。呼吸障害は強くなく、酸素投与や呼吸管理は要さなかった。 ２ヵ月後CT目的に入院。肺葉外肺分画症と左肺下葉先天性嚢胞状腺腫様形成異常の合併が疑われた。 ３ヶ月後に左肺下葉切除術と分画肺切除を施行した。