ミャンマー出張②
①の続きです。
5月8,9日にかけて、NHLの新潟大ラボにおいてプロジェクト雇用のSu Mon Kyaw Win医師とNay Chi Win医師の二人にB型インフルエンザの系統別検出のハンズオントレーニングを小田切助教が行いました。
臨床検体、ウイルス培養検体をそれぞれPCRを行い、きれいにB型ビクトリア系と山形系にわけて検出することができました。
これで、ミャンマーの新潟大ラボでもB型の山形とビクトリアをわけることができます。
続いて、インフルエンザのウイルス培養に使うMDCK細胞の確認をしました。NHLでは週一回の細胞継代を行っているそうです。
先週金曜日に継代した細胞がすでシートがいっぱいにできており、メディウムの色も黄色に変わっているので、継代を行おうかどうしようかということになりました。昨年12月にNHLに出張してウイルス培養の指導を行ってくれた新潟県保健環境科学研究所の田村先生に電話してアドバイスをもらいました。
5日に1回継代だとかなり頻繁になるので、このまま培養維持液のみを交換していままでとおり週一回の継代で細胞を持たせることにしました。
インフルエンザの検体がたくさんきたら、5日後との継代にしてね、とSu Mon Kyaw Winにお願いしました。
彼女が維持液交換をするところを見学しました。落ち着い手技で慎重に交換しています。テクニカルに問題となるところもなく、安心しました。ずっとプロジェクトにいてもらいたいと思いました。
夕食はヤデナ先生が誘ってくれて、近くのインド料理屋「コリアンダー・リーフ」に行きました。インドが近いせいか本格的なカレーで大変おいしかったです。
by 齋藤玲子
2017-05-10 | Posted in ブログ|Blog | Comments Closed