抗インフルエンザ剤感受性低下株調査|Antiviral Susceptibility
調査場所 |
全国多施設医療機関(10数カ所) |
方法 |
1)材料
インフルエンザ患者様の検体:鼻腔・咽頭ぬぐい液、鼻汁など
2)評価方法
a)バロキサビルマルボキシル感受性低下株調査
・収集した検体(表1)
i)本教室の研究・インフルエンザウイルスのPA/I38Tを特異的に検出するreal-time PCR及び、インフルエンザウイルスのPAの塩基配列を次世代シーケンサー(NGS)で解析することにより、バロキサビル感受性に関わる既報のアミノ酸変異を検出する(表2-1,表2-2)
ii)塩野義製薬からの受託研究
・インフルエンザウイルスのPAの塩基配列をダイレクトサンガーシーケンス解析することにより、バロキサビル感受性に関わる既報のアミノ酸変異を検出する(表3)
b)オセルタミビル耐性株調査
インフルエンザウイルスのNA蛋白の遺伝子をNGSで解析することにより、オセルタミビル感受性に関わる既報のアミノ酸変異を検出した(表4)※2021-22シーズン以降の解析にはNGSを使用 |
実施期間 |
2018/19シーズン~2024/25シーズン |
倫理的配慮 |
患者様よりインフォームドコンセント取得後に調査:新潟大学倫理委員会承認(2018-0317) |
COIの開示 |
a)バロキサビルマルボキシル感受性低下株調査
ii)塩野義製薬からの受託研究では、バロキサビルの特定使用成績調査を受託し、その調査で得られた成績を掲載
b)オセルタミビル耐性株調査
その他の外部資金(厚労科研、AMEDなど)により施行した成績を掲載 |