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ミャンマーでインフルエンザ大流行

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ミャンマーで、インフルエンザA/H1N1pdm09が大流行しております。

特に、この1-2週間インフルエンザ罹患者から死亡例が出たと言うことでミャンマーの世論が騒ぎ出したようです。

2017年7月30日現在、7名がA/H1N1pdm09で死亡したとされています。

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ミャンマーの国立衛生研究所では、インフルエンザの検査に躍起となっています。

そのなかで大きく貢献しているのが新潟大学のミャンマープロジェクトです。

A/H1N1pdm09を臨床検体から検出する系を導入したため、その技術を使って検査を進めています。当プロジェクトの技師もかり出されて検査にあったっています。

ヤンゴンが患者が多いですがミャンマー全土から検体が来ているようです。

 

このため、ミャンマーでは医療関係者や政府高官を含め、マネージメントのための会議が盛んに開かれているようです。

本日、ナショナルガイドラインが発表され、合併症がある例には迅速診断キットでスクリーニングし、重症者には抗インフルエンザ剤で治療するということになったようです。

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マスクも争奪戦になっており、パンデミックの際の日本のような一種パニック状態になっているようです。

日本からの援助が望まれており、新潟大学拠点としても最大限援助をしたい思っております。

 

(by 齋藤玲子)

2017-07-30 | Posted in ブログ|BlogComments Closed