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2016/10/1

平成28年度4大学合同学生セミナー

去る10月1日、東北大学艮陵会館に於いて市民公開講座「がんプロフェッショナルによる医療最前線」連携開催平成28年度4大学合同学生セミナーが開催されました。医学物理グループからは和田眞一教授、久島尚隆医学物理士レジデント、そして棚邊が参加致しました。セミナーの演題数は昨年同様、東北大学・山形大学・福島県立医科大学・そして新潟大学の4大学から各2演題であり、本学からは土田純子先生と久島医学物理士レジデントが発表されました。私は基礎生物学分野に関する演題の座長を仰せつかり、大変貴重な経験をさせていただきました。今後も、医学物理士の立場から東北がんプロに貢献できるよう、継続して努めてまいります。(棚邊哲史)

座長を務める筆者(写真左)と久島医学物理士レジデント(写真右)

       
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2016/9/1

AAPM annual meeting 2016参加報告

皆さんこんにちは、宇都宮です。2016年7月31日から8月4日まで米国のワシントンDCで開催されたAAPM annual meeting 2016に参加してきましたので、その報告をさせていただきます。

始めに残念な出来事から書かなければなりません。今回のAAPMで「Monte Carlo calculations to establish a simple relation of backscatter dose enhancement around high-Z dental alloy to its atomic number」(当グループ久島君の修士論文研究の内容)というタイトルでsnap oral presentationで発表する予定でしたが、搭乗予定であった成田空港発の便が欠航になってしまい、発表時間までに会場に到着することができず発表をキャンセルせざるを得なくなりました。やはり、海外の学会に参加するときには発表日の二日前までには現地入りしておいた方が良いというのが個人的な教訓です。

さて、今回のAAPMでも様々なテーマが議論されていましたが、私なりにいくつかピックアップすると下記のようになります:1. Radiomics, 2. MR-guided radiation therapy, 3. Machine learning, 4. AAPM TG-100 report。「Radiomics」とは、患者のCT画像やMR画像等から抽出できる量(腫瘍の形態や大きさ等)を基にして腫瘍の増大予測や患者の予後予測などを行う事を目的とした解析手法の総称です。日本では未だあまり聞きなれませんが、ビッグデータ解析の分野とも関係が深く、今後も放射線医学の様々な分野で応用が期待できる解析手法だと思いました。「MR-guided radiation therapy」はMR画像を基にした適応放射線治療(adaptive radiation therapy; ART)で、近年「MRIdian system」(ViewRay社)が臨床導入された事もあり様々な施設からの報告がありました。治療精度の向上に大きな可能性を感じる一方で、輪郭作成や最適化において必要とされるマンパワーの増大や線量合算の精度など克服しなければならない課題も多いという印象です。「Machine learning」は機械学習と訳されますが、今や医学物理業界でも標準的な手法の一つになったという印象です。「AAPM TG-100 report」はプロセスマップ、FMEAs(Failure Mode and Effects Analysis:故障モードと影響解析)、フォルトツリー解析など今まで放射線治療で用いることが少なかった手法を用いた全く新しい統合的品質管理(QM)の手法が詳細に述べられているレポートです。今回のAAPMではこのTG-100に関するセミナーや研究発表が多く催されていました。このレポートでは、多くの品質管理項目を網羅的に実施することが有効な品質管理のための必須条件ではなく、効率よく最大の効果が得られる品質管理プログラム、つまり「安全かつ高品質の放射線治療への最短コース」を探索することの重要性が示されており、米国だけでなく日本の放射線治療およびその品質管理においても非常に大きなインパクトを持つと思われます。

今回のAAPMは米国の首都ワシントンDCで行われましたが、私が以前から訪れてみたいと思っていたスミソニアン博物館群の中の国立航空宇宙博物館を見学してきました。とても楽しめましたが、学会の空き時間だけでは到底見きれるものではありませんでしたので将来再び訪れてみたいと思います。その他、定番ともいえるホワイトハウスやワシントン記念塔も訪問しました。また、毎年AAPM annual meetingで開催されているワシントン大学医学物理士レジデントコース(著者が2009年から2011年まで在籍)の同窓会に参加し、懐かしい面々と久しぶりに会う事が出来ました。中でも同期のレジデントとして一緒に研修したRojano KashaniさんとOlga Greenさんは、現在はいずれも母校のワシントン大学の医学物理士として第一線で活躍されており大変嬉しく思うと同時に自分も頑張らなければと励まされたように思います。(宇都宮悟)

       
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2016/8/1

放射線部海開き

7月22日に放射線部の海開きが開催されました。開催場所の関屋浜は医歯学総合病院から歩いて行けるほど近くにあり、毎年開催されています。

放射線部の海開きは、医師、看護師、診療放射線技師、医学物理士の他職種合同で開催されています。今年はスタッフやその御家族を含め60人程度が参加され、終了まで大いに賑わいました。私自身、海に行くことが数年ぶりでとても楽しい時間を過ごすことができました。

日本海に沈む夕日を眺めながらのバーベキューは格段においしく感じました。
幹事の皆様、素敵な海開きをありがとうございました。 (久島 尚隆)

関屋浜から眺める日本海の夕日

       
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2016/7/25

2016年度医学物理士認定試験対策 第1回模擬試験開催

 ポケモンGOが日本でも解禁され、世間の波に流されるようにダウンロードした棚邊です。ピカチュウなどのレアポケモンはなかなかGETできないですね。。
 さて、当医学物理グループでは、本学の医学物理コース大学院生や医学物理士認定試験に興味のある方を対象に、7月と9月の2回に分けて、医学物理士認定試験の模擬試験を開催しております。2014年度から模擬試験を取り入れて以降、2年連続で合格率100%(計5名)を達成しています。昨年度から新たに追加された記述式 放射線防護では、2015年度模擬試験にて出題した内容と非常に類似した問題(周辺線量当量の定義)が出題されました。今年受験される大学院生の皆様も是非医学物理士への切符をGETしていただきたいと思います。(棚邊 哲史)

       
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2016/7/13

ウィスコンシン大学病院 UWCCC研修報告記B

 UWCCCの研修を終え、帰国前日の6月16日に、日本アキュレイ株式会社のご厚意によりマディソンにあるAccuray Inc.(1240 Deming Way, Madison, WI53717)を訪問させていただきました。第3回目となる報告記ではTomotherapyの開発プロセスについて報告させていただきます。

 CyberKnifeおよびTomoTherapyが開発されているAccuray Inc.訪問にて、主にTomotherapyの開発プロセスを見学させていただきました。ここで、TomoTheapyとはCT一体型の放射線治療システムであり、UWCCCの前教授のThomas R. Mackie先生により1993年に発案された治療装置です。TomoTherapyの加速器部分はC-arm型リニアック同様、電力供給源・モジュレータ・マグネトロン・電子銃・加速管から構成されています。また、開閉時間制御型のバイナリMLCの動的位置精度の検証も見学させていただきました。照射野移動時間は最大20 msと高速であり、大きな音が室内に鳴り響いていたことが印象に残っています。各プロセスを経て装置が完成した後は、約3週間かけて@初期セットアップ、Aビームアライメント、BMVCT画像、CIMRT、D総合試験の順で検証が行われるとのことでした。C、Dの検証ではTopographic profileなど様々な条件にてフィルム測定等行われていましたが、中でも照射後フィルムに模られたバジャー(ウィスコンシン州のマスコットであるアナグマ)のクオリティの高さには衝撃を受けました。「TomoTherapyはC-arm型のリニアックよりも強度変調の分解能が高い」と伺っていましたが、濃淡のきめ細やかなバジャーが描かれたフィルムを目の当たりにし、百聞は一見に如かずだと感じました。見学中は新型TomoTherapyであるRadixact(現地ではタイタンと呼ばれていました)の詳細についてもエンジニアの方にご教示いただき、大変勉強させていただきました。新潟県内にTomoTherapyが導入された際には、何らかの形で今回の見学で得られた知見を還元させていただければと思っています。改めまして、このような貴重な機会をいただいた日本アキュレイ株式会社の皆様に感謝申し上げます。

 高精度放射線治療が著しく普及している昨今、医学物理士が担うべき臨床業務は多岐に渡っています。本研修を通して、医学物理学の専門家として臨床業務に貢献するために、レジデントコースをはじめとした臨床研修が非常に重要であることを再認識致しました。2週間という短い期間の中で数多くの有益な知見を得ることができたことは私にとって大きな財産であり、今後の臨床業務の中でそれらを還元していく所存です。

 海外派遣研修の機会を与えてくださった日本医学物理士認定機構に深く感謝申し上げます。また、研修を快く受け入れていただいたUWCCCのDr. John E. Bayouth教授をはじめ、献身的にご指導いただきましたDr. Bayliss, Dr. Frigo, Dr. Labbyに深く感謝申し上げます。最後に、海外研修を快く認めてくださった青山英史教授に深く感謝申し上げます。

棚邊 哲史

       
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