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2016/3/14

新潟大学の医学物理士レジデントコースが、医学物理士認定機構の医学物理士臨床研修課程(条件付き)認定を受けました

 新潟大学医歯学総合病院の医学物理士レジデントコースが、一般財団法人医学物理士認定機構(JBMP: Japanese Board of Medical Physicist Qualification)の2016年度医学物理教育コース認定審査で、「条件付き認定」と判定され、2016年4月1日からJBMP認定臨床研修課程となることが承認されました。条件付きではありますが、医学物理士レジデントコース(臨床研修課程)のJBMP教育コース認定は、筑波大学に次いで全国で2番目であり、今後より一層の充実を目指していきます。

 新潟大学医学物理士レジデントコースは、大学院を修了し、医学物理士認定試験に合格した人が、放射線腫瘍学臨床医学物理士として、独立して高精度放射線治療の精度管理を行う能力を身に着けるための2年間の臨床研修コースであり、IAEA-TCS37の能力評価シートを用いて放射線腫瘍学臨床医学物理士に必要な能力項目とレベルを満たす、国際標準臨床医学物理士レジデントコースを目指しています。

 この内容は新潟大学医学部医学科のホームページにもアップされておりますので、是非ご覧ください。
新潟大学医学部医学科ホームページ
http:// www.med.niigata-u.ac.jp/ contents/ news2/ index.html

       
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2016/3/7

日本放射線腫瘍学会 第29回高精度放射線外部照射部会学術大会 参加報告

 2016年2月27日(土)に一橋大学一橋講堂にて開催された日本放射線腫瘍学会第29回高精度報射線外部照射部会学術大会に参加しましたのでご報告致します。

 今大会のテーマは「私が受けたい放射線治療」です。高精度放射線治療に関わる最先端の研究内容に加えて、体幹部定位放射線治療(SBRT)の適応拡大、緩和医療、粒子線治療における先進医療と保険収載など多岐にわたる講演が行われました。中でもSBRTの適応拡大のセッションでは、転移性脊椎腫瘍やリンパ節転移に対する定位放射線治療の成績が報告されており、非常に興味深い内容でした。近年、定位放射線治療の線量処方法がアイソセンタ処方からボリューム処方(D95処方、辺縁線量処方)に移行している施設が増えていますが、適応部位によってどの線量処方法が最適なのか、未だ明らかにはなっていません。今回の口演発表を聞いて、医学物理士の立場から上記の課題に関わっていきたいと感じました。

 さて、当医学物理グループからは、宇都宮先生が「モンテカルロ計算を用いた歯科用合金からの後方散乱電子による線量増加の検討」、太田先生が「前立腺癌強度変調放射線治療における3軸補正による金マーカー照合の有用性」、そして棚邊が平成27年度医学研究実習(医学科4年生の学生1名が2か月間放射線治療科にて研究を行う)の成果として「前立腺癌放射線治療に対する安全な線量増加のためのIMRTおよびIGRTの有効度比較」の演題でそれぞれ発表致しました。私の発表後の質疑応答では座長の東邦大学の寺原先生から、「非常に質の高い医学研究実習内容である」とのコメントをいただきました。来年度以降の医学研究実習の成果も積極的に全国学会で発表していきたいと思います。

 学会後は、魚沼基幹病院(新潟県南魚沼市)にて来年度稼働予定の「SyncTraX」(島津製作所)の打ち合わせを兼ねて、山口大学の医学物理士の椎木先生、宇都宮先生、魚沼基幹病院の方々と懇親会を開催しました。山口大学ではすでに肺がんに対してSyncTraXを用いた動体追跡放射線治療を行っているとのことで、多くの貴重なご意見を伺うことができ、また親睦も一層深まり、大変有意義な一日でした。(文責 棚邊 哲史)

(左)一橋講堂前 (右)懇親会 牛タン十和田バラ焼き

       
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2016/2/29

医学物理ウェブサイトを開設しました。

去る平成27年3月、プロジェクト名「新潟大学医歯学総合病院の医学物理士レジデントコース広報活動の推進」が第6回病院改善提案プロジェクトに採択されました。その成果の一部として、医学物理グループのウェブサイトを開設することができました。
本サイト開設に当たり、青山英史教授、小山司様には大変ご尽力いただき感謝の念に堪えません。
本ウェブサイトをご覧になった方々が、当院の医学物理士レジデントコースさらには医学物理士という仕事に興味を持っていただければ幸いです。

(文責 宇都宮悟、棚邊哲史)

       
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2016/1/31

新潟大学・東北大学合同放射線治療・医学物理セミナー

去る1月30日(土)に新潟大学・東北大学合同放射線治療・医学物理セミナー(東北がんプロフェッショナル養成推進プラン平成27年度第5回がんプロセミナー)が新潟医療人育成センター4Fホールにて開催されました(プログラムは下記のPDFファイルをご覧ください)。発表者は新潟大学と東北大学で放射線治療・医学物理分野の研究に従事する医師、大学院生および教員の計17名、参加者は30名を超え、いずれの発表に対しても活発な議論が行われました。中でも、宇都宮先生の発表スライドにて、新潟大学と東北大学が協力することを「奥羽越列藩同盟」で表現されていたことがとても印象的でした。
 遠路はるばるお越しいただいた東北大学の皆様、企画・準備に関わっていただいた関係者の皆様、参加していただいた皆様には深く感謝いたします。今後も同セミナーを定期的に開催していく中で、「平成の」奥羽越列藩同盟の絆をより強固なものにし、医学物理を盛り上げていければと願っております。

(文責 棚邊 哲史)

新潟医療人育成センター4Fホールでのセミナー

参加者全員で記念撮影

       
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