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2018/10/3
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医学物理士認定試験に合格しました!
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新潟大学大学院保健学研究科博士前期課程2年の藤沢真人と申します。
去る9月29日(土)に2018年度の医学物理士認定試験が行われ、本学からは2名の学生が受験し、無事2名とも合格することができました!
私は大学院で医学物理士養成コースの学生として日々勉強させて頂いていますが、そこでの経験が合格につながったことは言うまでもありません。
月2回開催される医学物理ミーティングは、放射線物理学の基礎知識の整理・最新研究の情報の取得が目的とされています。大学院生も発表を担当させて頂くことがあり、自分なりに内容をまとめる機会が得られ、知識の定着に最適でした。
また、大学院科目『医学物理臨床実習』では、医学物理士認定試験に頻繁に出題される臨床に関する問題の対策になりました。机上では学べない知識が得られ貴重な経験でした。
この経験を踏まえ、将来医学物理士認定試験を受験する学生にとって、医学物理士養成コースはとても有益であることを実感致しました。
宇都宮先生・棚邊先生を始めとする医学物理グループの先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願い致します。(藤沢真人)
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2018/7/27
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第27回日本定位放射線治療学会(2018.6.22)にて優秀演題賞を受賞しました
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皆さま初めまして。
医学物理士レジデント2年目の滝澤と申します。今更ながら初めての投稿です。自己紹介はさておき、先日つくば市で開催された第27回日本定位放射線治療学会において、ありがたいことに優秀演題賞を受賞することができました!
これもひとえに、青山教授始め放射線治療科の先生方、医学物理グループの宇都宮先生、棚邊先生から熱心なご指導を頂いているおかげです。今後は論文化に向けた準備を進めていきたいと思います。
学会自体は放射線治療医のみならず、脳神経外科専門医の先生も多く参加されており、活発な議論が行われていました。普段あまり聞くことがない多くの視点からの知見を得ることができ、とても有意義でした。
今後はAAPM、ASTRO等の国際学会発表が控えているので引き続き準備を進めていきたいと思います。(滝澤健司)
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2018/7/23
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医学生研究奨励賞授与式(2018年7月3日)
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去る7月3日、有壬記念館にて医学生研究奨励賞授与式が行われ、2017年に放射線治療科にて医学研究実習を行った山本潤君(医学科)が受賞されました。
受賞演題名は「NTCPに基づいた前立腺癌放射線治療における照射技術と患者位置合わせ技術の相補的関係の検討」です。
山本君は2017年度の医学研究実習にて2ヶ月間、強度変調放射線治療(IMRT)と画像誘導放射線治療(IGRT)の関連性を定量的に明らかにするために、日々頑張っていらっしゃいました。実習後には、2018年2月に大阪で行われた高精度放射線治療外部照射学会にて堂々と発表されました。今回の受賞は、彼のこれまでの努力の賜物であると思います。
改めておめでとうございます!(棚邊哲史)

授与式後ポスターの前にて:左から宇都宮悟先生、青山英史先生、山本潤君、筆者
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2018/3/22
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本院2人目の医学物理士レジデントコース修了者(久島尚隆さん)の修了証書授与式が行われました
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2018年3月22日(木)に本院2人目の医学物理士レジデントである久島尚隆さんの修了証書授与式が病院長室にて執り行われました。「医学物理士レジデントコース」は、臨床現場で即戦力となる医学物理士を養成するための教育プログラムであり、医学物理士レジデントは当院にて2年間の研修を行います。先に挙げた教育プログラムの履修は米国では必須とされていますが、国内では未だ本院と筑波大学にしか開設されていません。久島さんは新潟大学の保健学科を卒業し、保健学研究科を修了後に当コースに進まれた、本学が自前で育て上げた貴重な人材です。私自身、久島さんが大学院生の頃からの付き合いでしたが、レジデントコースの2年間を通して日進月歩の成長をとげる彼の姿を見られたことは、指導者として何よりの喜びです。新年度からは新潟県厚生連 長岡中央病院における初の医学物理士として新たな一歩を歩むことが決まっております。本院にて培ってきた知識や経験を存分に活かし、更なる高みを目指してがんばっていただきたいです。2年間おつかれさまでした。(棚邊 哲史)


集合写真
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2017/12/
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日本放射線腫瘍学会第30回学術大会(2017.11.17〜11.19 大阪)
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去る2017年11月17日-19日の3日間、大阪コンベンションセンターに於いて日本放射線腫瘍学会第30回学術大会が開催されました。紅葉が色づく11月、メインテーマである「放射線腫瘍学の役割拡大 ビッグデータ時代における挑戦」に相応しい発表が多く見受けられました。昨年の第29回学術大会に引き続き、ビッグデータをはじめ、機械学習、Radiomicsに関する研究成果が増えてきたように感じました。
当グループからは棚邊が研究発表2演題とランチョンセミナー、医学物理士レジデントの滝沢さんがポスター発表を行いました。JASTROgram-978のニュースにて、私の口演発表『正常脳の正常組織障害発生確率を用いた悪性神経膠腫に対するVMATの適応基準の検討』が注目の一般演題に選出されました。注目の一般演題とは、査読評価が高かった演題を意味しており、初日、2日目あわせて計9つの演題のみ選出されていました。また、「VMAT照射の臨床的な適応について、NTCPに基づいた解析により明確な指標をしめした有益な研究結果」とのコメントをいただきました。
滝沢さんは「前立腺癌放射線治療における金マーカー照合の3軸位置合わせ精度」について発表しました。6軸補正が可能な放射線治療機器が増えている昨今、果たして6軸合わせは良好な精度を担保できるのか、prospectiveに検討を重ねてきました。今後は、どのような症例が6軸補正が必要なのか症例の選択基準を模索していきたいと考えています。
私自身は、昨年に引き続き島津製作所ランチョンセミナー「動体追跡治療の最新動向」にて、SyncTraX FX4 versionの動体追跡クリニカルコミッショニングについてお話させていただきました。現在は3DCRTにおける動体追跡放射線治療のクリニカルコミッショニングを終えたばかりですが、今後は動体追跡放射線治療の課題である照射時間を短縮するために、FFFやVMATの技術を取り入れて検討を重ねていく予定です。
今後も継続的に動体追跡放射線治療をふくむ呼吸同期照射やIMRT/VMATを軸にした研究を進めていきたいと思います。(棚邊 哲史)
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