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新潟県および新潟市の新型コロナの実効再生産数の推定(2022年2月15日)

新潟大学大学院医歯学総合研究科・国際保健学分野では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の新潟県における感染状況を把握するため、新潟県および新潟市のCOVID-19感染報告者数に基づく簡易実効再生産数推定し、その結果をHPで公開することにいたしました。

新潟県:2/8-2/15 最高値1.04 平均値0.99(減少傾向)前回更新より減少↓

新潟市:2/8-2/15 最高値1.05 平均値0.94(減少傾向)前回更新より減少↓

 

・実効再生産数について
毎日、ニュースで新規感染者の数が報告されています。しかし、その数を聞いただけでは感染が拡大しているか、それとも収まっているのか、なかなかわかりません。

公衆衛生的な対策を考える上では、地域ごとの状況を明確に把握することが大切です。そこで、1人の感染者が、平均で何人にうつしているのかを示す指標である、実効再生産数(effective reproduction number: Rt)を算出することが、重要になってきます。

本研究室では、国立感染症研究所が発表した簡易推定法を用いて、新潟県および新潟市の実効再生産数を推定しています。「直近7日間の新規陽性報告者数/5日前7日間の新規陽性報告者数」という算式です実効再生産数は、「1」を上回ると感染が拡大に向かっており、「1」を下回ると収束に向かうと判断されます。

 

また、京都大学の西浦教授が7月28日に政府新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料の方法より、「報告日の感染者数/一週間前同曜日の感染者数」という算式で今週先週比を算出しました。今週先週比が「1」を上回ると感染が拡大に向かっており、「1」を下回ると収束に向かうと判断されます。

データソース:「新潟県 県内の発生状況」の判明日を元に実行再生産数を推定 (https://www.pref.niigata.lg.jp/site/shingata-corona/

 

推定法出典:高ら.COVID-19感染報告者数に基づく簡易実効再生産数推定方法(IASR Vol. 42 p128-129: 2021年6月号) https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2502-idsc/iasr-in/10465-496d04.htm

西浦ら.資料3-3 西浦先生提出資料(第45回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年7月28日))https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html

この情報が地域にとって有益な情報となれば幸いです。
グラフは定期的なアップロードを予定しております。

(孫、我妻、吉岡、齋藤玲子)