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2017/12/1

本院初の医学物理士レジデントコース修了者・高橋春奈さんの修了証書授与式が行われました

2017年10月5日(木)、本院初の医学物理士レジデントである高橋春奈さんの修了証書授与式が病院長室で行われました。
「医学物理士」とは、主に放射線治療において治療の精度や安全性が十分なレベルにあるかを担保する職種であり、「医学物理士レジデントコース」とは、臨床現場で即戦力となるような医学物理士を養成するための研修を行う教育プログラムです。このような教育プログラムの履修は米国では必須とされていますが、国内では本院と筑波大学にしか開設されていません。高橋さんは本院初の医学物理士レジデントコース修了生であるだけでなく、国内でも非常に貴重な人材ということになります。
新潟市民病院の医学物理士として新たな一歩を既に歩み始めた高橋さんには、更なる高みを目指して頑張っていただきたいです。

左から:鈴木榮一病院長、医学物理士レジデント・高橋春奈さん、放射線治療科・青山英史教授

       
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2017/8/31

米国医学物理士認定試験 合格

皆さんこんにちは、宇都宮です。2017年5月に受験した米国医学物理士認定試験に合格しましたのでご報告させていただきます。米国の医学物理士認定試験はThe American Board of Radiology(ABR)が実施しており、Part 1、2、3の3段階あります。Part 1の試験範囲は大学院レベルの医学物理学、解剖学、医学用語、生理学、放射線生物学などで、Part 2の試験範囲は放射線治療分野(受験者によっては放射線診断分野、核医学分野)の医学物理学で、いずれもコンピュータベースの試験です。Part 3は口頭試験で、病院の放射線治療部門(受験者にとっては放射線診断部門、核医学部門)での臨床業務を想定した内容が質問されます。Part 3の試験項目は5つあり、1. Radiation protection, patient safety, professionalism and ethics、2. Patient-related measurements、3. Image acquisition processing and display、4. Calibration, quality control, and quality assurance、5. Equipmentで、それぞれ30分で5問ずつ出題されます。普通のホテルの一室が試験会場となっており、ディスプレイに映し出される図表を見ながら試験官一名と質疑応答をしていきます。試験問題は様々ですが、例えば「放射線治療で重要となるBEDとは何か、説明せよ」「子宮頸がんの小線源治療でA点、B点の意味及び直腸線量、膀胱線量の評価法について述べよ」など、日本の医学物理士も勉強しているであろう内容が中心だと思います。ただし、込み入った内容をとっさに英語で説明するのはとても大変で、自分にとっては非常にハードな試験でした。実は、Part 3の試験は過去に3回不合格になっていて、今回が4回目の挑戦でやっと合格することができました。このような貴重な経験を今後の医学物理士業務や学生の指導などに活かしていきたいと考えています。試験についてもっと知りたい方はABRの公式サイト(下記)をご覧ください。試験範囲の詳細なリストやサンプル問題なども掲載されています。https:// www.theabr.org/ medical-physics/ initial-certification
(宇都宮悟)

       
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2017/8/3

AAPM annual meeting 2017参加報告

2017年7月30日から8月3日の期間、米国デンバーに於いて開催された第59回米国医学物理学会(AAPM)に参加しましたので、報告致します。今年は “Connecting our pathways, unifying our profession”というテーマのもと、最新の研究や医学物理士教育の在り方について等、様々な内容が取り上げられていました。ホットトピックは、昨年のAAPM同様、機会学習(deep learning含む)・Big Data・MR-Linac・Radiomicsであったように思います。

今回のAAPMでは、新潟大学から棚邊が “Localization accuracy of a novel patient positioning system with four X-ray tubes and flat panel detectors: a phantom study”という題目でポスター発表、また魚沼基幹病院・新潟大学地域医療教育センター梅津氏が “Evaluation of imaging dose of a novel patient positioning system with four X-ray tubes and flat panel detectors”という題目で電子ポスター発表を行いました。いずれの発表も魚沼基幹病院にある動体追跡放射線治療用システムSyncTraX FX4を用いた患者位置決めに関する検討です。私は頭部・胸部・腰椎の各領域における位置決め精度を評価し、梅津氏はSyncTraXとTrueBeam OBIの被曝線量を比較評価しました。電子ポスター発表中は、国内外の多くの方々が質問に来られており、関心が高いことが窺えました。

今回もAAPM参加を通して多くの方々と出会い、多くの有益な情報が得られました。今後の研究・臨床業務に還元していきたいと思います(棚邊哲史)

       
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2017/6/30

第26回日本定位放射線治療学会に於いて優秀演題に選出されました

去る6月30日、大阪市中央公会堂内にて第26回日本定位放射線治療学会が開催されました。会場内は窓一面がステンドグラスであり、ヨーロッパの宮殿を思わせる素敵な造りでした。さて、当科からは「正常脳の正常組織障害発生確率を用いた悪性神経膠腫に対する強度変調回転放射線療法の適応基準の検討」(筆頭演者:医学物理士レジデント高橋春奈さん)という研究題目で棚邊が代理発表致しました。質疑応答では脳外科医の先生からnon-coplanar VMATではどのような結果が想定されるかという鋭いご質問をいただきました。学会発表のほとんどは脳腫瘍に関する研究であり、医学物理士の私にとって普段接する機会が少ない脳外科医の知見にふれることができ、有意義な1日になりました。
後日、本演題が優秀演題に選出されたとの連絡がありました。ひとえに青山教授のご指導、高橋さんをはじめ共同研究者のご尽力の賜物と存じます。研究の詳細は日本定位放射線治療学会機関誌(2018年2月)に掲載予定です。(棚邊哲史)

       
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2017/4/29

福島県放射線治療懇話会

2017年4月29日に福島県立医科大学病院に於いて第12回福島県放射線治療懇話会が開催されました。「VMATコミッショニング」をテーマに座学&実習形式にて行われ、私は講師として参加させていただきました。座学の講演では、VMATコミッショニングを中心に、IMRTとVMATの照射技術の違いがQA結果に及ぼす影響や海外の大規模施設におけるVMATの考え方についてもお話させていただきました。放射線治療に対する熱意溢れる参加者の皆様を前にして、私もつい熱くなってしまい、気づけば持ち時間60分を大幅に超え90分にも及んでしまいました。他にもVarian Medical systemsのエンジニアの方からVMAT実施によるリニアック部品への負荷について、山形大学の鈴木先生から最近のVMATに関する文献紹介と話題提供についてそれぞれお話していただき、VMATについて学ぶ必要性を改めて感じた次第です。

実習では、VMATコミッショニングの論文(Med Phys)に沿ったMLC QAなどTreuBeamを使って行いました。座学では質問しづらいようなことも実習中に聞くことができ、本当に勉強になる懇話会でした。代表の岡様をはじめ、福島県放射線治療懇話会世話人の皆様、参加者の皆様に感謝申し上げます。また、機会があれば参加させていただきたいと思います。(棚邊哲史)

       
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