本邦における2020/2021年シーズンの抗インフルエンザ剤感受性低下株調査の結果
2020/2021年のインフルエンザ抗インフルエンザ剤感受性低下株調査の結果を報告します
2020年12月から2021年4月末まで、全国11医療施設に依頼し、合計20件のインフルエンザ疑いの検体を受領しました。
しかしながら、リアルタイムPCRとウイルス培養で、インフルエンザの検出を試みましたが、インフルエンザウイルスは全く検出されませんでした(0/20件)。
結果的に、当該シーズンの抗インフルエンザ剤感受性低下株の検出数は0(0/0)でした。
新型コロナ対策で、マスクや手洗いの励行、人と人との接触が少ないこと、国内外の移動が制限されているため、2020/2021年はインフルエンザが流行しなかったと考えられます。
by 齋藤玲子
2021-12-08 | Posted in What’s New, ブログ|Blog, 抗インフルエンザ剤感受性低下株調査|Antiviral Susceptibility | Comments Closed