当科では糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満・メタボリック症候群などの代謝疾患(生活習慣病)やバセドウ病、慢性甲状腺、甲状腺腫瘍、クッシング症候群、原発性アルドステロン症などに代表される内分泌疾患(ホルモンの病気)の診療や教育研究をおこなっております。また、急性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、貧血、凝固異常症など血液疾患の診療(新規治療薬を用いた多剤併用化学療法、造血幹細胞移植、細胞免疫療法など)や教育研究を行なっております。

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地域医家・医療従事者の方へ

糖尿病合併症リスクエンジン(医療従事者向け)

日本人2型糖尿病患者さんの合併症リスクエンジン(JJリスクエンジン)

(本ページは医療従事者向けです)

糖尿病専門医は日常診療においてこれまで、主に経験と勘を頼りに合併症発症リスクを予測することにより、各患者さんに最適な個別コントロールを目ざしてきました。しかし患者さんごとのリスクをもっと精度高く定量的に評価できれば、さらに適切に個別化された診療・療養指導が可能になります。

この目的のために今回、全国59カ所の糖尿病専門施設の協力を得て進められている2型糖尿病患者の大規模臨床研究Japan Diabetes Complications Study (JDCS)(厚生労働科学研究、主任研究者:新潟大学教授 曽根博仁、筑波大学教授 山田信博)とその高齢者版姉妹研究Japanese Elderly Diabetes Intervention Trial (J-EDIT) (主任研究者:東京都健康長寿医療センター長 井藤英喜、同内科総括部長 荒木厚)の結果を合わせ、日本人2型糖尿病患者さんに最適化された合併症予測アルゴリズムが開発されました。

仕組みとしては、各患者さんの性別,年齢,HbA1c,診断後の年数,BMI,収縮期血圧,non-HDLコレステロール,アルブミン・クレアチニン比,心房細動の有無,喫煙の有無,および余暇時間の身体的活動を入力することにより、5~10年以内に冠動脈性心疾患(CHD),脳卒中,非心血管死亡,顕性腎症(持続性蛋白尿と定義),網膜症増悪が発生する確率を表示するようになっています。

わが国の多くの糖尿病専門医、臨床疫学専門家(統計専門家:京都大学助教 田中司朗/田中佐智子、東京大学教授 大橋靖雄)の協力により、わが国の患者さん用に作成されたこのリスクエンジンが、日常診療の現場でお役に立てば幸いです。

詳しくは原論文

Tanaka S, Tanaka S, Iimuro S, Yamashita H, Katayama S, Akanuma Y, Yamada N, Araki A, Ito H, Sone H, Ohashi Y; Japan Diabetes Complications Study Group;Japanese Elderly Diabetes Intervention Trial Group. Predicting macro- andmicrovascular complications in type 2 diabetes: the Japan Diabetes Complications Study/the Japanese Elderly Diabetes Intervention Trial risk engine. Diabetes Care. 2013;36:1193-9.

外部リンクhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23404305

>> JJリスクエンジン

>> JJ Risk Engine (English version)

 

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