当科では糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満・メタボリック症候群などの代謝疾患(生活習慣病)やバセドウ病、慢性甲状腺、甲状腺腫瘍、クッシング症候群、原発性アルドステロン症などに代表される内分泌疾患(ホルモンの病気)の診療や教育研究をおこなっております。また、急性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、貧血、凝固異常症など血液疾患の診療(新規治療薬を用いた多剤併用化学療法、造血幹細胞移植、細胞免疫療法など)や教育研究を行なっております。

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当科のご紹介

ごあいさつ

新潟から共に世界を目ざそう 曽根 博仁


本教室は、1世紀以上の伝統を有する旧第一内科の、血液学と内分泌・代謝学分野を引き継ぐ形で、平成24年9月に創られた内科学教室です。若いエネルギーにあふれると共に、多くの関連施設の経験豊かな医局OBやOGに支えられ、伝統と若さの両方のいい面を兼ね備えているのが強みです。私自身も平成2年卒で、今後長い間、若い皆さんと共に診療や研究に携われることに心躍らせています。

 血液内科と内分泌代謝内科は、主な担当領域がそれぞれ腫瘍と生活習慣病・動脈硬化で、両者を合わせると日本人の死因の3分の2以上をカバーする守備範囲がとても広い診療科です。  血液内科の中心を占める白血病や悪性リンパ腫などの血液系腫瘍は、診断から治療までのすべてを内科医が管理できる癌であり、検査や治療に、最先端の研究成果が次々と導入される極めてエキサイティングな分野です。移植や分子標的薬などの最先端技術を使いこなすためには、免疫学や分子生物学などの基礎医学に精通する必要もあります。研究と臨床のどちらもやりたくて、基礎実験の成果をすぐに臨床現場に活かしたいアクティブな人に向いていると言えるでしょう。
 内分泌・代謝内科学は、甲状腺や下垂体、副腎を始めとする多くのホルモン疾患と共に、糖尿病、肥満、脂質異常症、高血圧などのいわゆる生活習慣病を扱います。これらの患者さんに対し、食事・運動療法、最先端の薬物療法などを丁寧に組み合わせて治療・指導することにより、動脈硬化疾患を始めとする合併症を予防し健康長寿を実現することを目的にしています。何しろ患者さんが多く(40歳以上の国民の3人に1人は糖尿病かその予備軍です)、開業から研究まで幅広い現場で活躍できますが、患者さんと長くつきあい、生活習慣に介入する根気強さも求められます。患者さんと話すのが大好きな「赤ひげ先生」を目指す人にぴったりの分野と言えそうです。

 両分野は一見、正反対のように見えるかもしれませんが、実は重要な共通点があります。まず手技的なテクニックより学識や頭脳に依存すること(つまり勉強さえ続けていれば、一生、医師として向上し続ける)、次に「生命を脅かす悪性腫瘍と闘う」あるいは「苦労して生活習慣を変えようとする」患者さんに寄り添える同情心にあふれた豊かな人間性が求められることです。また女性医師が男性医師と同様に活躍できる分野という点でも共通です。  そしてこの両分野を勉強すれば、周辺関連領域の感染や全身管理なども含め総合診療内科の大部分をマスターすることも可能になります。したがって守備範囲の広い内科学教室として、我々の教室ではまず高い総合臨床能力を身につけることを最初の目標としています。次の目標は、いずれかの(もちろん両方同時も可能)分野の専門医として、日々の臨床現場からでてくる疑問を、国際レベルの医学研究の中に位置づけ、世界レベルの視点で解決を図ることです。

 この地において若い皆さんの力を結集すれば、新潟の地域医療に足場を置きつつそこから世界を目指す、すなわち新潟が臨床、研究の世界拠点になることは十分可能です。共にがんばりましょう。


略歴

1965年生まれ
1984年 私立栄光学園高校(神奈川県)卒業
1990年 筑波大学医学群 卒業
1990年 筑波大学付属病院 内科研修医
1997年 米国ミシガン大学 代謝内分泌内科研究員
1999年 筑波大学医学部 代謝内分泌内科 講師
2006年 お茶の水女子大学 生活習慣病医科学 准教授
2009年 筑波大学大学院 水戸地域医療教育センター 内分泌代謝・糖尿病内科 教授
2012年 現職


資格

日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本動脈硬化学会専門医
日本成人病(生活習慣病)学会指導医
日本未病システム学会認定医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本医師会認定健康・スポーツ医・産業医
米国内科学会Fellow (FACP)


主な学会役職

日本疫学会理事、日本内科学会評議員、日本糖尿病学会評議員、日本内分泌学会評議員、日本動脈硬化学会評議員・編集委員、日本糖尿病合併症学会評議員、日本糖尿病・妊娠学会評議員、日本肥満学会評議員、日本成人病(生活習慣病)学会評議員、日本体力医学会評議員、日本栄養・食糧学会代議員、日本病態栄養学会評議員、日本未病システム学会評議員、日本機能性食品医用学会監事


受賞

2002年 長寿科学財団 研究奨励賞
2006年 成人血管病研究振興財団 井村臨床研究奨励賞
2010年 日本糖尿病学会 学会賞(リリー賞)
2012年 日本医師会 医学研究奨励賞

 

ご連絡先

〒951-8510
新潟県新潟市中央区旭町通一番町

TEL 025-368-9026 FAX 025-368-9300

内分泌・代謝内科、血液内科【外来電話番号】025-227-2534

e-mail emh@med.niigata-u.ac.jp