第37回 日本内視鏡外科学会総会
2024年12月5日〜7日の3日間、第37回 日本内視鏡外科学会総会@福岡が開催されました。

私は、表在性十二指腸腫瘍に対する腹腔鏡内視鏡合同手術(DLECS)の手術手技について発表しましたが、座長の先生や同セッションでご発表された先生から、より良さそうなアプローチ方法をコメントいただき、大変勉強になりました。
ランチョンセミナーでは、アメリカのMD Anderson Cancer Centerのスタッフでおられます、生駒成彦先生のご講演を拝聴しました。
自分と年齢の近い先生が、世界の第一線でロボット手術の、しかも胃と膵臓の複数領域でご活躍されている姿に大きな刺激を受けました。
MD Andersonには、DaVinci Xiが9台、SPが1台あり、これからDaVinci 5が2台入って、さらにもう5台のロボット手術室を増設予定だそうです(衝撃)。

夜は、国内留学時に親しくさせてもらった友人たちと本場のもつ鍋を堪能しました。
留学を終えた後もこうして仲良くさせてもらい、それぞれの所属している施設での上部消化管領域の癌診療に関するさまざまな情報を共有でき、大変有意義な時間を過ごさせていただいています。

(おしゃれなもつ鍋屋のエントランスにて ※夜のお店ではありません)
個人的には、ハイボリュームセンターと比較すると手術症例が少ない大学病院から、内視鏡外科学会へコンスタントに演題応募を継続することが難しいと感じておりますが、自分たちの施行している鏡視下手術の正当性をきちんと評価し、より良いものにブラッシュアップしていくために、今後も参加を続けていきたいと思います。
文責:宗岡 悠介