第5回新潟下部消化管外科研究会
2025年9月27日、有壬記念館にて第5回新潟下部消化管外科研究会を開催いたしました。
Session I「大学院生の研究発表」では、
番場悠太先生より「大腸印環細胞癌の原発巣の局在と臨床病理学的特徴」
田中裕太郎先生より「下部直腸癌における肛門側癌進展」
についてご発表いただきました。
Session II「外科医療とゲノム医療」では、
大関瑛先生より「MSI-H上行結腸癌術後の十二指腸浸潤を伴う局所再々発に対してPembrolizumab投与後に根治切除し得た1例」
中野雅人先生より「免疫チェックポイント阻害剤が奏効したPOLE変異陽性大腸癌の1例」
松本瑛生先生より「炎症性腸疾患関連消化管腫瘍を認めたX連鎖性無γグロブリン血症の1例」
中野麻恵先生より「がん遺伝子パネル検査を契機に新たにBRIP1病的バリアントを認めたLynch症候群の1例」
島田能史先生より「下部消化管チームの取り組み」
についてご発表いただきました。

当日は、県内の関連病院から多くの先生方に現地ならびにWebにてご参加いただき、活発な討論と有意義な意見交換が行われました。盛会のうちに無事終了できましたことは、ひとえにご参加くださいました先生方のお力添えによるものであり、心より深く御礼申し上げます。

本研究会は、今後の臨床および研究に大いに寄与する貴重な機会となりました。現在、県内における多施設共同研究も進められており、本会を契機として、地域全体での下部消化管領域のさらなる発展に向けて一層尽力してまいります。
来年度以降も多くの先生方にご参加いただけますと幸いです。引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
文責:山井大介