第7回 東北・新潟若手乳癌セミナー
2025年11月15日、第7回東北・新潟若手乳癌セミナー(総合司会:東北医科薬科大学 多田寛准教授)が、宮城県仙台市のTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて開催されました。
本セミナーは、毎年東北6県および新潟県の若手乳腺外科医が仙台に一堂に会して行われています。
新潟県からは乳腺外科より、神林先生(座長)、諸(ファシリテーター)、原先生、鈴木先生、中島先生が参加しました。
特別講演では、弘前大学病院 岡野健介先生より「ホルモン受容体陽性HER2陰性進行・再発乳がんの治療戦略~コミュニケーションのコツ~」と題したご講演がありました。続いて、福島県立医科大学 立花和之進先生による症例提示およびディスカッションが行われ、「乳がん治療における治療戦略とSDM(Shared Decision Making)の重要性」をテーマに活発な議論が交わされました。
ディスカッションでは、CDK4/6阻害薬アベマシクリブと殺細胞性化学療法の副作用や治療成績を比較し、治療選択の考え方について検討しました。さらにABIGAIL試験の結果を踏まえ、従来は化学療法が選択されることの多かった「visceral crisisに近い病勢を呈する症例」の一部においても、CDK4/6阻害薬を含む内分泌療法が有力な治療選択肢となり得る可能性について議論しました。
再発乳がん治療に臨む臨床医として、どのような視点を持って治療選択と患者との意思決定支援を行うべきか、多くの示唆を得る大変有意義な機会となりました。今回得られた学びを、今後の日常診療にしっかりと活かしていきたいと思います。
本講演会の開催にあたりご支援いただいた関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。(文責:諸)
