教室だより

第1回Niigata×Nagoya Breast Cancer Meeting (N×N BC)

2026年7月3日、名古屋大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学教授の永橋昌幸先生をお迎えし、Web講演会を開催しました。

Session 1では、新潟県立がんセンター乳腺外科部長の金子耕司先生に座長をお務めいただき、私から新外科専門医制度の確認を行いました。また、小幡泰生先生よりHER2低発現乳癌における抗HER2抗体療法に関する研究成果をご発表いただきました。

Session 2では、若井俊文教授に座長をお務めいただき、笠原峻也先生より胆嚢癌における抗HER2抗体療法の研究についてご講演いただきました。続いて永橋先生より、HR陽性HER2陰性進行・再発乳癌の治療戦略についてご講演いただきました。

永橋先生のご講演では、Shared Decision Makingの重要性に加え、DESTINY-Breast04およびDESTINY-Breast06のデータをもとに、トラスツズマブ デルクステカンの位置づけや今後の展望について分かりやすくご解説いただきました。また、薬剤耐性機序についても、ご自身が長年取り組まれてきた研究の知見を交えながらお話しいただき、大変示唆に富む内容でした。

本講演会を通じて、乳癌診療における最新の知見を共有するとともに、領域を越えたHER2標的治療の可能性について理解を深める貴重な機会となりました。今後も東海地方の先生方との交流を深め、臨床・研究の両面での連携につなげていきたいと考えています。本講演会の開催にあたりご尽力いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。(文責 諸)