教室だより

G-Breast Cancer Seminar in Niigata

2026年8月21日、ANAクラウンプラザホテル新潟にて、G-Breast Cancer Seminar in Niigataが開催され、名古屋大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学教授の永橋昌幸先生をお招きしました。講演1では、県立がんセンター新潟病院 金子耕司先生の座長のもと、諸よりホルモン受容体陽性HER2陰性進行・再発乳癌に新たに適応が拡大された抗体薬物複合体(ADC)について、最新の知見を交えながら情報提供とレビューを行いました。講演2では、新潟大学大学院医歯保健学研究科 消化器・一般外科学分野教授 若井俊文先生の座長のもと、永橋昌幸先生より「ADC耐性と今後の展望」をテーマにご講演いただきました。ADC耐性に関与するABCトランスポーターと、永橋先生が長年研究されてきたスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)との関連について、ご自身の研究成果を交えながら解説されたことが特に印象的であり、長年にわたり積み重ねられてきた研究の厚みを感じる講演となりました。本講演会を通じて、乳癌診療における最新の知見を共有するとともに、今後ますます重要な位置を占めることが予想されるADC製剤について、基礎研究から臨床応用、さらに耐性機序や今後の展望まで理解を深める貴重な機会となりました。最後に、本講演会の開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。(文責 諸)