1.研究概要
遺伝子配列の解析は、DNAシーケンサーの発展とともに計算機による解析をますます必要とする時代になっています。ゲノム・メタゲノムだけでなく、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームなど様々な切り口でオミクス解析が行われています。それらを、バイオインフォマティクスの手法を駆使して有機的につなげて解析することが、今後、益々重要になっています。これらの様々なタイプのオミクスデータを組み合わせ俯瞰した時に、自然環境から腸内細菌、さらにはヒトの細胞内に至るまで、様々な物質の流れが繋がって見えるようになるはずです。これからますます規模が大きくなるオミクス解析を加速させ、点と点を繋ぐのがバイオインフォマティクスの役割であり、それを実現することを究極の目標として研究に励んでいます。
2.研究テーマ
- がんゲノム解析
- ヒト腸内マイクロバイオームと疾患の関連解析
- リン酸化サイトの比較ゲノム解析
- プロテオーム統合データベースの開発
- グライコーム統合データベースの開発
- ヒト腸内細菌叢代謝パスウェイデータベースの開発
- 深層学習に基づいた医療用人工知能の開発
詳しい研究内容についてはバイオインフォマティクス分野ホームページを御覧ください。