医学部長(医学科長)挨拶

医学を通して人類の幸福に貢献する

 医学科志望の皆さん。新潟大学医学部医学科のホームページをご覧いただきありがとうございます。

医学部長・医学科長
染矢俊幸

 新潟大学医学部医学科は、教育理念である「医学を通して人類の幸福に貢献する」に基づいて、若い医療人、医学者の育成に努めており、以下の人材を求めています。

  • 高等学校卒業レベルの基礎学力を十分に有する人
  • 医学を学ぶ上で重要な科目への高い理解力と応用力を有する人
  • 良き医療人・医学者になるための強い学習意欲と科学的探求心を有する人
  • 協調性に富み、豊かな教養と人間性を有する人
  • 広い視野を有し、積極的に行動できる人

 また上記の教育理念を達成するために、以下の6つの教育目標を掲げています。

  • 豊かな人間性と高い倫理性を備え、全人的医療に貢献できる人材の育成
  • 高度の専門性を持つ医療チームの一員として貢献できる人材の育成
  • 広い視野と高い向学心を有する医学研究者・教育者となり得る人材の育成
  • 保健、医療、福祉、厚生行政に貢献できる人材の育成
  • 地域の医療に貢献するとともに、国際的に活躍できる人材の育成
  • 探求心、研究心、自ら学ぶ態度を生涯持ちつづける人材の育成

 本学医学科では、これらの教育理念と教育目標に基づいて定められた知識や技能のみならず、医に求められるプロフェッショナリズム、すなわち科学的姿勢、コミュニケーション能力、人間性や社会性などを総合的に評価して、学位の授与を行います。
 学部教育においては、共通教育科目と専門教育科目を体系的に編成、能動的学修(アクティブラーニング)の機会を全学年で設けています。また先端医学、社会的要請、国際基準に対応する教育課程を実施しており、臨床だけでなく、医学研究、医学行政などあらゆる専門領域にも進めるよう、医療人にふさわしい知識、探究心、教養、人間性を備えた人材育成ができる環境を整えています。

 本学医学科の歴史を紐解くと、官立新潟医学専門学校として創立された1910年(明治43年)に遡ることができます。1922年(大正11年)には、6番目の国立大学医学部として官立新潟医科大学に昇格、1949年(昭和24年)に現在の新潟大学医学部となりました。2年後の2020 年には創立110周年を迎えますが、卒業生は一万人を超え、全国各地で活躍している多くの先輩、世界レベルで活躍している研究者・医師を多数輩出しています。
 こうした歴史に基づいて、地域社会においては、医療機関や医師会、行政機関などさまざまな社会資源と連携しながら、臨床医学はもちろん予防医学にも力を入れ、地域医療、保健、福祉の向上に貢献しています。同時に海外にも活動を広げ、欧米はもちろん、中国、ロシアなど環日本海の国々やミャンマー、マレーシアなどアジアの国々との医学・医療交流も活発に行っています。夏にはinternational student weekとして、学生有志による日中・日露医学生交流が行われています。さらに欧米やアジアでの医学研究実習、英国等における臨床実習などの機会も用意されています。

 医学科卒業後には大学院医歯学総合研究科に進み、さらに高度の専門性を身につけることもできます。そこでは神経や腎臓の研究をはじめ、がん、循環器、消化器、細胞生物学、感染症など、多くの分野で将来性のある研究が行われており、国際的にも高い評価を受けています。研究に従事することは、研究のためだけではなく、臨床医になる上でもとても重要な多くのことを学ぶ機会になります。医学部医学科で学んだ後には大学院進学も積極的にサポートしたいと思っています。

 新潟大学医学部医学科の恵まれた環境で、最先端の高度医療と地域医療を学び、世界を見据えて志を高く掲げ、切磋琢磨し、医学・医療を通して社会に貢献できるプロフェッショナルを目指していただきたいと思います。

医学部の歴史