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ミャンマーにおける呼吸器感染症制御へのアプローチ
齋藤玲子教授(国際保健学分野)が申請した”ミャンマーにおける呼吸器感染症制御へのアプローチ”が日本医療研究開発機構(AMED)の感染症研究国際展開戦略プロジェクト(J-GRID)に採択されました。J-GRIDはアジア・アフリカに整備した海外研究拠点を活用し、各地で蔓延する感染症の病原体に対する疫学研究、診断治療薬等の基礎研究を推進し、感染制御に向けた予防や診断治療に資する新しい技術の開発、高度専門人材の育成を図るプロジェクトで、新潟大学を含め9カ国9拠点が採択されています。長年にわたる本学とミャンマーとの協同研究の実績が評価され、採択につながりました。

しかし、今年度(平成27年度)はフィージビリティ・スタディとしての採択であり、今年度中に、カウンターパートであるミャンマー国立衛生研究所(NHL:National Health Laboratory)との研究協定が結ばれなければ、事業の継続はない、という厳しい条件でスタートしました。その上、長い間軍国主義体制下にあったミャンマーの特殊性のため、研究協定はNHLだけでなく保健省の許可なくしては調印が成立しないという現実が待っていました。さらに本年11月にはミャンマーの総選挙があり、様々な手続きはほぼ動かなくなってしまうだろう、という予測が立っていました。4月より協定締結に向け、齋藤玲子教授はじめ、本プロジェクトの特任教授として4月より赴任した渡部久実拠点長らのあらゆる努力と働きかけの結果、遂に11月初旬に新潟大学とミャンマー保健省当該部局との間に研究協力協定が正式に結ばれました。
写真:新潟大学拠点が入るミャンマー国立衛生研究所(NHL)
明年(平成28年)3月15日にはNHL内の新潟大学拠点オープニングセレモニーが予定されています。現在、拠点オフィスと感染症検体を扱う実験室の本格的な改装工事が始まっています。今年度中にプロジェクト遂行のための準備を万全に整え、明年以降継続する協同研究が実りあるものになるよう願っています。

関連リンク
日本医療研究開発機構 感染症研究国際展開戦略プロジェクト
http://www.amed.go.jp/program/list/01/06/jgrid.html