新潟大学医歯学総合病院 新潟大学眼科

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第36回日本緑内障学会参加報告

2025/09/24

第36回日本緑内障学会が9月に神戸で開催されました。大学からは赤木先生、寺島先生、私、医学科5年の萬代さん、留学生の李さんが参加し、発表を行いました。 

私は「早期緑内障患者の中心10°内視野障害とQuality of Vision(QOV)の関連」という発表を行い、早期緑内障患者でも中心10°内視野がQOVに影響しており、10°内視野検査は早期緑内障にも有用であることを報告しました。また、緑内障班で数年前から研究の手伝いをしてくれている学生の萬代さんは「トラベクレクトミー施行患者と非施行患者のQOVスコアの比較」という演題で、手術群ではスコアが有意に低下しており、QOVスコアも緑内障手術を検討する重要な指標となる可能性があるという発表を行いました。学生でありながら2年連続の発表で、質疑応答も堂々と対応しており、とても頼もしく感じました。学生の学会発表は稀であり、本当に素晴らしいです。今後もぜひ頑張っていただきたいと思います。

福地先生にお声がけいただき、順天堂大学の若手の先生方と交流する有意義な機会をいただきました。

今後も情報をアップデートしつつ、臨床と研究の両面で引き続き尽力してまいります。

飯川 龍