新潟大学医歯学総合病院 新潟大学眼科

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DIVISION OF OPHTHALMOLOGY AND VISUAL SCIENCE,
GRADUATE SCHOOL OF MEDICAL AND DENTAL SCIENCES,
NIIGATA UNIVERSITY

キャリアサポート

大学で出産や育児経験のある女性医師

五十嵐 遼子

眼科は女性医師が多く活躍する科の一つではないかと思います。実際に当眼科医局でも出産されてから入局する女性医師、入局して初期研修医で結婚、出産する女性医師、専門医取得後に出産した女性医師などが在籍し、それぞれ働きながら育児をしています。男女共同参画を積極的に推進する新潟大学では、大学という組織力を生かした様々な働く女性へのキャリアサポートが存在し、私達はその中から自分のライフプランに合ったサポートを選んで受けることが可能です。小さな子供さんを育児中の眼科医局員が多く利用している「ベビーシッター派遣支援事業割引券」はとても便利ですし、自身も利用した院内保育園の「あゆみ保育園」、女性研究者には、仕事や研究と生活の両立に向けたライフイベント復帰支援やスタートアップ支援、開花プランなど、現在は当大学のダイバーシティ推進室が中心となり、様々な女性研究者への経費助成、支援プランを通してキャリアを育成する選択肢が充実しております。 詳細はこちらをご覧ください→ https://diversity.nu.niigata-u.ac.jp/


安樂 晶子

私は眼科入局1年目の冬に妊娠、2年目の秋に第1子となる男の子を出産しました。2年目からは市中病院勤務でしたので、眼科医が私を含め2名しかおらず、妊娠しながらのオンコール番や日々の診療に不安はありました。しかし上級医の理解もあり、日中の緊急疾患への対応や土日の診察を担当する代わりに夜間の呼び出しを免除して頂きながら無理せず働くことができました。産休中はコロナの影響でオンラインの学会開催が多かったこともあり、仕事復帰のためにオンラインでの学会参加や保育園探しをしていました。無事出産後、息子が生後6ヶ月のとき大学病院で職場復帰しました。夫も医師ですが、私の職場復帰と同時に育児休暇を半年取得したのでフルタイムで働き始めることができました。男性医師の育児休暇取得はまだまだ敷居が高いと思いますが、女性医師が活躍するこれからの時代には必要不可欠であり、当然の権利として浸透して欲しいです。眼科医として経験を積む前に子供を産むことに不安はありましたが、今すくすくと成長する息子を見ていると本当に産んでよかったと思いますし、仕事のモチベーションにもなります。同じく子育てをしながら働く先輩、後輩眼科医も多く、苦労を共有しながら働くことができることも女性医師が多い眼科の魅力だと思います。周囲への感謝の気持ちを忘れずに、眼科医としても母としても成長していきたいです。


長谷川 友加里

私は新潟大学病院、長岡赤十字病院、新潟市民病院に1年ずつ勤務し今年新潟大学病院に戻って斜視弱視・神経眼科の専門に入りました。長岡赤十字病院に勤務している時に妊娠しましたが幸い体調にも恵まれ産休直前まで外来や手術を行うことができました。眼科は手術中も座れるため体への負担が少なく、また放射線業務が無いので妊娠前と同じ仕事ができました。妊娠の報告を職場にする際は迷惑をかけて申し訳ない気持ちで緊張しましたが当時の上司も医局長も温かい返事と対応をしてくれてとても安心しました。産後の復帰時期も「無理して急がずに好きなタイミングで」と言ってもらえました。丸々1年間仕事を離れるのが不安だったので生後半年から6ヶ月間は週1~2で外来業務をさせてもらう事となり丁度良いリハビリが出来て助かりました。その後は夫の家族がいる新潟市での勤務を希望し新潟市民病院に異動させて頂き週5で復帰しました。当直は免除で月1回の土日日直だったため家族と連携して無理なく働くことが出来ました。子供の体調不良時にも院内の病児保育を利用でき有難かったです。復帰するにあたって保育園選び、病児保育やシッターの利用など医局の先輩女医さんが色々教えて下さり大変助かりました。また子育てしながら働く同期や後輩も多いので相談しやすくて心強いです。眼科は時間外業務が比較的少なく、また医局の先生方のサポートもあって家庭との両立が可能となっています。興味のある方は私も相談に乗りますので是非一緒に働きましょう!