新潟大学医歯学総合病院 新潟大学眼科

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ARVO 2026(The Association for Research in Vision and Ophthalmology)参加報告

2026/05/11

このたび、米国デンバーで開催されたARVO 2026The Association for Research in Vision and Ophthalmology)に参加してまいりました。今回で3年連続の参加となり、毎年私ひとりで参加しております。

デンバーは到着当初こそ晴天で非常に過ごしやすい気候でしたが、会期途中には“新潟の2月並みとも感じる突然の降雪があり、交通機関などにも混乱が生じていました。しかし、そのような状況も含めて非常に刺激的で、多くの学びを得る機会となりました。

今回のARVO参加にあたり、学会前にはロサンゼルスのDoheny Eye Instituteを見学する機会をいただきました。施設には世界各国から多くの研究員が集まり、Reading Center、臨床試験部門、画像解析研究施設などが非常に体系的に整備されており、日本ではなかなか見られない大規模な研究システムを実感しました。研究においては、単に努力するだけではなく、「いかに合理的に研究を進めるか」が極めて重要であり、また単施設で小規模に研究を進めるだけでは限界があることを改めて感じました。今後は日本国内のみならず、国際的な多施設共同研究を視野に入れて活動していく必要性を強く感じました。

私自身は、“Early-Onset Macular White Lesions Following Epiretinal Membrane Surgery with Internal Limiting Membrane Peeling”

という演題でポスター発表を行いました。発表終盤には、ERM分類で世界的に著名なAndrea Govetto先生にもポスターへお越しいただき、質問をいただくとともに、直接ディスカッションをさせていただく貴重な機会がありました。大変光栄であり、非常に印象深い経験となりました。ARVOでは、このように世界的な研究者ともポスター前で自由に議論できる点が大きな魅力の一つだと感じます。

来年のARVOSan Diegoで開催予定です。もし予定通り留学が実現すれば、現地から参加できることを楽しみにしております。今回の経験を今後の研究活動や臨床にしっかりと還元していきたいと思います。

安藤拓海