ARVO2025 Salt Lake Cityに参加して
2025/05/09
今年も眼科学分野で世界最大規模の国際学会である ARVO(Association for Research in Vision and Ophthalmology) に参加してまいりました。今回は米国ユタ州ソルトレークシティでの開催で、私にとっては昨年に続いて2回目の参加となります。
発表日は会期最終日となり、前泊も含めて計6日間滞在しましたが、大変充実した学会となりました。ARVOでは毎日数百ものポスターが入れ替わるため、昨年はどのように回るべきか戸惑いましたが、今回はある程度テーマや領域を絞って計画的に閲覧することができました。
気候はちょうど日本のゴールデンウィークと同程度の気温で、非常に過ごしやすく、また昨年の開催地であるシアトルと比べても、地方都市ならではの治安の良さも印象的でした。市内からアクセス可能なグレートソルト湖を訪れる機会にも恵まれ、人口密度の高い日本とは対照的な、アメリカの壮大な自然を体感しました。
今回の発表内容は、「網膜疾患におけるRetinal Age Gapの解析」に関するもので、会場では国内外の先生方からご質問や貴重なご意見を多数いただき、今後のブラッシュアップにつながる有意義な機会となりました。また、ポスターの質問や食事会などで、日本人・米国人を問わず新たな交流も広がり、学術的にも人的にも実りの多い時間でした。
今回、新潟大学からの参加者は私一人でしたが、特に京都府立医科大学の先生方には現地で大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。
次回のARVOは、コロラド州デンバーでの開催が予定されています。来年はぜひ新潟大から多く参加できればと思っておりますので、ご興味のある方はぜひご参加をご検討ください。
安藤 拓海