新潟大学医歯学総合病院 新潟大学眼科

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DIVISION OF OPHTHALMOLOGY AND VISUAL SCIENCE,
GRADUATE SCHOOL OF MEDICAL AND DENTAL SCIENCES,
NIIGATA UNIVERSITY

腫瘍・形成

眼腫瘍(眼内,眼瞼,結膜,眼窩に生じる腫瘍)は発生頻度が低く,希少疾患に分類されます。しかし先人の方々の積み重ねにより,当科には1970年代から現在に至るまで2000例以上の眼腫瘍病理のデータが存在します。このデータベースから疾患を抽出して主に臨床研究に取り組んでいます。他のメジャー疾患の様に数百例,数千例も集めるのは不可能ですが,希少疾患も3例,5例と集めてみると必ず見えてくるものがあります。そしてそこから得られた知見は患者さんの診療に直接フィードバックすることができると信じています。眼形成については眼瞼下垂や眼窩壁骨折,涙道疾患を扱っており,これらの臨床研究が可能です。また,眼瞼腫瘍切除後の眼瞼再建方法や再建後の経過についても眼形成分野の重要なテーマの一つになります。

 

(文責:大湊絢)