腫瘍分野では眼瞼、結膜、涙腺を含む眼窩などの眼付属機腫瘍から、眼内腫瘍も含めて眼科に関わる腫瘍性疾患に対する手術および再建術を行っています。化学療法については、主に結膜悪性腫瘍に対する点眼化学療法、眼内腫瘍に対する硝子体注入などの局所化学療法を中心に行なっており、全身化学療法については、症例により小児科、頭頸部外科、腫瘍内科と連携して治療を行なっております。放射線治療については、放射線科と連携して治療を行なっております。小泉源治療や重粒子線などの特殊な放射線治療の適応となる場合は、それぞれ国立がんセンター中央病院や放射線医学研究所など治療可能施設へ紹介しております。

眼形成分野では眼瞼下垂、内反症、顔面神経麻痺の静的再建などの眼瞼形成手術から眼窩骨折などの眼窩外傷、甲状腺眼症の眼窩減圧術などの眼窩手術を行っています。その他、涙道疾患にも力をいれており、涙小管断裂などの外傷はもちろんのこと、涙道内視鏡検査/治療やDCR鼻内法/鼻外法も積極的に行っております。

(文責：張大行)

 

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